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雨よけ・日よけテントシート施工・取付方法

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雨よけ・日よけテントシート施工・取付方法

雨よけテント・日よけテントシートなどは、あらかじめ加工を施したハトメにロープを通し、既存のフレームまたは新たに設置する枠やフレームなどに編み込んで取り付けます。プロが実践しているテントの張り方・施工DIYについて手順を追ってご案内します。

ここでは四角い平シートタイプのテントの施工・取付方法を解説しています。店舗用の軒先テント・庇テントの張り替えは軒先テント・庇テントの施工・取付方法をご覧ください。

 

雨よけ・日よけテントシート【四角形テントの取付方法】

 

 

雨よけ・日よけテントシートは主に、上記のようなイメージとなります。基本的には四角形の基本的な張り方ですが、様々な張り方がございますが上記・以下はプロでなくてもしっかりとテンション(張り)を与えてシワなく・垂みなく、テントシートを取り付ける方法となります。

 

短めのロープ4本を用意しておき、先に四つ角をダブル巻でしっかり引っ張り合い固定する。写真では角のロープからそのまま中間も編んでいますが、慣れていない方は角用のロープをご用意して頂き、角だけで一旦固定を終えてから中間を編んだ方が楽に作業ができます。

 

4つ角の隙間を均等にしてしっかり張ったら、中間を編んでいきます。中間を編んで行く際、コツとしては角の次のハトメ~順に編むよりも、角と角のちょうど中心から角に向かって別れて編んでいくと、綺麗にシワも出ず、楽にロープも通せます。

 

中間ラインを編んで行くときは、中間ラインの距離×2倍程度の長さのロープを使用致します。あまり距離が長い場合は、ロープを長くしすぎると編みづらいので、ロープは最長で4m未満でカットして、途中でつなぎ合わせながら編んでいくと楽に通していけます。

 

【ロープの巻き方】

 

※ダブル巻き=ハトメ1ヶ所に付き、ロープを2周通す方法で高い力を加えれます。

ハトメ25番の場合=4mmロープを使用でダブル巻可

ハトメ28番の場合=5mmロープを使用でダブル巻可

 

 

※シングル巻き=ハトメ1ヶ所につき、ロープを1周通す方法で一般的な方法。

ハトメ25番の場合=4mmロープを使用でシングル巻可

ハトメ28番の場合=5mmロープを使用でシングル巻可

 

 

【ハトメサイズを決める目安】

テントシートの大きさが、およそ10㎡以下であれば25番ハトメが妥当。

テントシートの大きさが、およそ10㎡以上であれば28番ハトメが妥当

 

 

軒先テント、店舗用テントなどは25番

(主にニューパスティシャガールなど)

 

 

距離の長いテント、大型テントなどは28番

(主にウルトラマックスバリアスなど)

 

テント取付用ロープ

テントのハトメサイズについて

雨よけ日よけテントの採寸方法

テントシート(平シート)取付説明書(PDF)

 

基本的にはテントの大きさ、生地の種類によって職人は編み方を変えますが、大型テントなどは全てダブル巻きで強いテンションをかけ、軽微な日よけテントや店舗用の軒先テント(以下参照)などであれば、シングル巻きに致します。

 

使用するハトメサイズによってもロープの太さが合わなければ、ダブル巻きが困難となる場合がございますが、詳しくは、上記リンクを参照下さい。

 

雨よけ・日よけテントシート【大型テントの取付方法1】

 

上記のような、屋外の洗車場や倉庫、壁面テントシートなどで高さが2mを超える場合は、帯ピケット加工を使用する事で、テントシート全体にしっかりとテンション(張力)をかける事が可能となります。張り方自体は①の四角形のテントシートとほぼ同じ内容ですが、以下ご説明いたします。又、帯ピケットや次項の包みピケットを使用する事で、風対策などにも活用頂けます。

 

 

【取付方法の手順】

 

まず4つ角をダブル巻きでしっかり固定します。必ず4つ角で対角でしっかりきつめに張って下さい。壁のようなテントシートであれば、上ラインはフレームなどと隙間をあけずに編んでしまってもOKです。(但し、隙間がどの程度あけるかは現場調整となります)

 

 

四つ角を決めたあとは、上ラインの中間を全て編んでしまって下さい。どの程度隙間をあけるかは、フレームに対してどのくらいの大きさでテントシートをご注文されたかによって異なります。詳しくはテントシートの採寸方法をご覧ください。

 

 

次に、中間の帯ピケットラインを下に向かって適度な力で引っ張り、固定して下さい。最後に一番下のラインを引っ張ったときに、この中間帯ピケットラインのロープが緩む事がありますが、その場合は、軽くロープを引っ張りなおしてください。(あまりきつく引っ張ると、今度は一番下のロープがゆるんでしまいます)

 

 

最後に、一番下のラインを強く引っ張って下さい。テントシートの大きさや、ハトメサイズ、生地によってダブル巻かシングル巻か異なりますが、しっかりとテンション(張力)をかけて引っ張ります。左右の距離が長い場合は、中央から左右の角に向かって別れて編み始めてもOKです。

 

 

③と④を逆にする方法でも問題ございません。その場合は、③を強く引っ張ると、テントが下に伸びて、一番下ラインのロープが緩んでしまいますので、ご注意ください。(ゆるんだ場合はもう一度引っ張る)

雨よけ・日よけテントシート【大型テントの取付方法2】

 

②でご案内した帯ピケットと同様に、大きなサイズのテントを壁・屋根などに使用する場合、風対策・バタつき防止として上記のように、包みピケット加工を施す事をオススメ致します。包みピケットとは、面積が比較的に大きいテントシートの場合、風などによってテントがバタついたり、煽られて破損や飛散してしまう事を防止するための加工方法となります。

 

基本的には、テントシートの中央や間などにフレームが入っている事が前提となりますが、中間にフレームがあれば上記のようにフレーム位置に合わせて予め包みピケット加工を施しておきます。注意点と致しましては、加工する段階のスケッチや図面で、外枠のフレームの内寸法と、中間のフレームの位置(芯)・中間フレームの太さ(角or丸パイプ)など把握して当店に包みピケット加工希望の旨と数値などをお知らせ頂ければ、当店にてどの程度、テントシートの伸縮を考慮して小さくするか、包みピケットの位置や大きさはどうするかなど無料にて計算致します。

 

包みピケットは、本体テントシートの4辺を張り終わり、最後に包みピケットをロープで止めて下さい。包みピケットは基本的に25番ハトメ・4mmロープを使用して下さい。(大型テントでも同様に包みピケット部分だけは25番ハトメ・4mmロープで包みピケット固定)

 

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