透明アコーディオンカーテンDIY・取付方法
透明アコーディオンの取付方法について。レール・ランナーなどの取付方法は、基本的には以下のビニールカーテンの取付方法を参考にして頂き、レール取付後に、以下の方法にて透明アコーディオンカーテンを吊り下げて施工して下さい。
透明アコーディオンカーテンのレール取付方法
基本的には、ブラケットを選んで、レールを取り付けるまでの長さは、ビニールカーテンの取付方法とほぼ同じとなります。
透明アコーディオンカーテンを取り付ける際に、レールは必須となりますが、このレールを天井や壁、H鋼などに取り付けるためにはブラケットと呼ばれる、取付金具が必須となります。レールを天井などにブラケットを使用せずビスで直打ちするケースも稀に見かけますが、強度が極端に落ちて落下の危険性がございますので、必ず専用ブラケット・レールを使用して下さい。
透明アコーディオンカーテン用のレールを固定するブラケットは大きく分けて3つございます。
【天井ブラケット】
ビニールカーテンレールの取付に最もよく使用するブラケットです。基本的には下から上に向かってビス止めを行います。天井ブラケットは、各レールカテゴリーに必ずございますが素材はスチール、ステンレスなどございます。中型カーテンレールであれば、天井ブラケットSが該当する製品となります。天井ブラケットを使用する場合は、レール長さは開口部より30mm程度短くするケースが一般的です。
【壁付ブラケット】
こちらは天井にむかってビス止めするタイプではなく、真横から正面にビスを打って固定するタイプのブラケットです。天井面に下地がない場合など、C鋼やボード、外壁などに向かってブラケットを固定致します。壁付ブラケットを使用する場合は、中型カーテンレールであれば、Sブラケットが該当する製品となります。壁付ブラケットを使用する場合は、レール長さは開口部より長くするケースが一般的です。
【H鋼用ブラケット】
天井ブラケットにH鋼などに固定するためのクリップが溶接止めによって一体化した専用ブラケットです。H鋼の下端などに、レールを取り付ける場合、天井ブラケットなどでは肉厚がありすぎてビス止めは困難ですが、H鋼用に使用可能なクリップ付きブラケットを使用すれば簡単にネジを締めるだけでフリーの位置でブラケットが固定できます。H鋼の端部真下にレール芯が来るクリップ付きBタイプ、H鋼のジョイント(フランジ)をよけてレールを取り付けるためのクリップ付きAタイプの2種類に加え、H鋼の厚みによって異なるブラケットもございます。中型レール一覧のブラケット一覧をご覧くださいませ。H鋼にこちらのブラケットを取り付ける場合、先にH鋼にブラケットを取り付けてから最後にレールを付ける方法でも、先にレールにブラケットを一定間隔でセットしてからH鋼に取り付ける方法でも、いづれでも結構でございます。10mmのレンチ、スパナ、インパクトなどを使用してしっかりと固定して下さいませ。
レールやブラケットの種類(クラス)が決まり、ブラケットの取付位置も決まりましたら、実際にブラケットを取り付けます。上記の写真は天井ブラケットSを使用した場合の写真ですが、壁付ブラケットも同様に、ブラケットについているスライドする部分のネジをゆるめ、指定の位置にブラケットをビスなどで固定致します。
使用するビスは、木であれば木ビス、鉄であればドリルビス、軽天のボード天井であればプラグ付きビスや軽天用ビスを使用して下さい。ビス穴が決まっておりますので、天井用ブラケットの場合は4mmで皿ビスを使用して下さい。(ナベビスを使用するとレールが入りません)
間口が4mを超える場合は、上記のようにレールをジョイントする必要がございます。仮に開口部の間口が5mとした場合、3mのレール1本と2mのレール1本をご注文頂き、合わせてジョイントピン2本と継カバー1個を合わせてご注文下さいませ。(ジョイントピンは1本単位での販売ですのでご注意ください)
レールジョイントがある場合、先に1本目のレールに予めジョイントピンと継カバーをセットしておき、ブラケットにレールを取り付けて下さい。(ジョイント位置にブラケットがあると取付できませんので、位置を確認しておいて下さい)又、1本目のレールは壁や柱に当たるように取付、2本目はメンテナンススペースで30mm程度短くしておいた側のレールですと、ジョイント作業が容易に行えます。1本目のレールを取り付けたあと、2本目のレールを入れる前に予め透明アコーディオンカーテンを先に吊るしておくか(以下参照)、ランナーを必要個数全て入れておくと便利です。その後、2本目のレールを入れてジョイントをさせて、ストッパーをメンテナンススペース側に入れて完了です。
ブラケットを取り付けた後は、次にカーテンレールをブラケットに取り付けます。レールの長さの決め方は上記の写真のように、片開きか両開きかによって多少異なります。又、間口4mを超える場合は、レールの最長が4mまでとなりますので、レールのジョイントが必要となります。(以下参照)
【両開きカーテンの場合】
中央からサイドに向かって透明アコーディオンカーテンを開ける場合、両端部の透明アコーディオンカーテン端部は動かす事がない前提であれば、レールの端部を左右どちらか30mm程度隙間をあけてレールをカットして取り付ける事で、レール取付後にランナーを出し入れしたり、カーテンの交換も容易に行えるため、30mmのメンテナンススペースをあけておくと便利です。(ストッパー使用)
【片開きカーテンの場合】
左右どちらかだけに開け閉めする場合、カーテンの左右どちらかの片側端部は動かす事がない前提となりますが、上記の両開き同様に、閉める方向の端部はレールが柱や壁に当たるようにして、もう反対側は柱や壁から30mm程度レールを短くしておくと30mmのメンテナンススペースが使えて便利です。
透明アコーディオンカーテンの取付方法
基本的には、ハンガーを付けた状態での出荷となります。(シートは少し長めにした状態で、現場取付後にカットして下さい)
上記は、D40のステージランナーを使用している写真ですが、高さが3m未満程度であれば、D40ランナーAをご利用下さい。