ビニールカーテン採寸(標準)
工場や倉庫、店舗などの業務用ビニールカーテンをご発注頂く際に、以下の手順に沿って採寸(サイズを測る作業)を行ってください。不明な場合は、開口サイズをお知らせ頂ければ、計算代行を無料にて行いますので、お気軽にお問い合わせください。
- STEP.1実寸サイズを測る
- STEP.2横幅サイズを決める
- STEP.3高さサイズを決める
STEP.1 実寸サイズを測る
ビニールカーテン仕上がりサイズの算出方法は、使用するレールを天井に付けるか、壁面に付けるかによって異なります。
壁付けレールの場合は、どの位置にレールを付けるかによって算出方法は異なりますが、レール下面と開口部の上面を揃える仕様を推奨しております。
※開口部の上面よりも大幅に高い位置にレールを取り付けてしまうと、束ねた際にカーテン本体が壁に当たってしまうため推奨しておりません。
サイズの測り方(天井付けの場合)
① カーテン開口部となる壁から壁までの長さを測る(W)
② 地面から天井までの高さを測る(H)
サイズの測り方(壁付けの場合)
① カーテンレールの長さを測る(W)
※開口から左右100mmずつ長くした寸法をおすすめします。
② 地面から天井までのサイズを測る(H)
※レール下面と開口部の上面を揃えて取り付けることをおすすめします。開口部の上面よりも大幅に高い位置にレールを取り付けてしまうと、束ねた際にカーテン本体が壁に当たってしまうため推奨しておりません。
STEP.2 横幅サイズを決める
ビニプロで取り扱っているビニールカーテンの多くは塩ビ系シートのため、温度・素材によって伸縮します。2000mmの開口部に同サイズのビニールカーテンを製作すると、縮んで閉まりきらないようになってしまいます。必ず最低でも5%、可能であれば7~10%ほど大きめにサイズ指定をお願いいたします。
基本的には、開口に対して最低でも200mm以上大きくしていただくことを推奨しております。
※大きさによっては5%~10%ほど大きく調整することをご案内する場合がございます。
天井付けカーテンの横幅を決める
■実寸サイズ(W)が4,000mm以下の場合、+200mmほど大きめに指定
(※両開きの場合は採寸した実寸サイズ(W)を÷2してから+100mm/枚してください。)
■ 実寸サイズ(W)が4,001mm以上の場合、+5%~10%ほど大きめに指定
(※両開きの場合は採寸した実寸サイズ(W)を÷2してから+ 5%~10%してください。)
■片開きカーテン仕上がりサイズ
3,500mm+200mm = 3,700mmが仕上がりサイズ
■両開きカーテン仕上がりサイズ
3,500mm÷2=1,750mm+100mm= 1,850mm/枚が仕上がりサイズ
■片開きカーテン仕上がりサイズ
4,200mm+5%mm = 4,410mmが仕上がりサイズ
■両開きカーテン仕上がりサイズ
4,200mm÷2=2,100+5%=2,205mm⇒2,210mm/枚が仕上がりサイズ
壁付けカーテンの横幅を決める
■STEP.1で採寸した実寸サイズ(W)に、+5%~10%+200mm(壁に重ねる分)大きめに指定
( ※両開きの場合は採寸した実寸サイズ(W)を÷2してから+ 5%~10%してください。
■片開きカーテン仕上がりサイズ
2,600mm+5%+200mm= 2,930mmが仕上がりサイズ
■両開きカーテン仕上がりサイズ
2,600mm÷2=1,300+5%+100mm=1,465mm ⇒1,470mm/枚が仕上がりサイズ
- ビニールカーテンサイズに関する注意事項
- サイズは10mm(1cm)単位で入力してください。
STEP.3 高さサイズを決める
ビニールカーテンの高さサイズは、レールとカーテンの上部の隙間サイズ(B)と、地面とカーテンの隙間サイズ(C)をご確認いただく必要がございます。隙間を塞ぎたい場合は、オプションのフリル製作、スカート加工をおすすめします。
天井付けカーテンの高さ決める
- A: STEP.1で採寸した実寸(H)サイズ
- B:天井(レール上面)からカーテン上面の高さ
- C: 地面とカーテンの隙間(30mm~50mmが一般的)
天井(レール上面)からカーテン上面の高さ(B)を決める
ビニールカーテンの上端部と天井との隙間は使用するレール・ランナーの種類によって異なります。
最小で60mm、最大で100mm程度の差があります。以下の表をご参考ください。
- ワンタッチランナー
- ランナー + U継金具
- ランナー + S字フック
Bサイズ一覧
レールタイプ | ワンタッチ ランナー |
U継金具 使用 |
S字フック 使用 |
---|---|---|---|
手曲げレール |
70mm | × | 90mm |
D25軽量カーテンレール |
× | × | 60mm |
D30屋内カーテンレール |
60mm | × | 70mm |
D40中型カーテンレール |
70mm | 80mm | 70mm |
XG大型カーテンレール |
80mm | 100mm | × |
SG超大型カーテンレール |
100mm | 100mm | × |
- S字フックは、H30mm程度のS字を使用した場合になります。
- D40、SGレールでのS字使用は強度に懸念がございます。
- 一番人気はワンタッチで装着可能なワンタッチランナーです。
壁付けカーテンの高さ決める
- イ: STEP.1で採寸した実寸(H)サイズ
- ロ:レール下面からカーテン上面の高さ
- ハ: 地面とカーテンの隙間(30mm~50mmが一般的)
レール下面からカーテン上面の高さ(ロ)を決める
ビニールカーテンの上端部とレール下面との隙間は使用するレール・ランナーの種類によって異なります。
最小で40mm、最大で70mm程度の差があります。以下の表をご参考ください。
- ワンタッチランナー
- ランナー + U継金具
- ランナー + S字フック
ロサイズ一覧
レールタイプ | ワンタッチ ランナー |
U継金具 使用 |
S字フック 使用 |
---|---|---|---|
手曲げレール |
70mm | × | 60mm |
D25軽量カーテンレール |
× | × | 40mm |
D30屋内カーテンレール |
40mm | × | 50mm |
D40中型カーテンレール |
40mm | 50mm | 50mm |
XG大型カーテンレール |
40mm | 60mm | × |
SG超大型カーテンレール |
50mm | 60mm | × |
- S字フックは、H30mm程度のS字を使用した場合になります。
- D40、SGレールでのS字使用は強度に懸念がございます。
- 一番人気はワンタッチで装着可能なワンタッチランナーです。
ビニールカーテン下端部と地面との隙間(C)(ハ)
ビニールカーテンの下端と地面との隙間は、ビニールカーテン本体(下折返し補強部分)が地面に擦らないようにする事が好ましく、30mm~50mmの隙間が一般的です。隙間を塞ぎたい場合は、ビニールカーテンのオプションのスカート加工をおすすめします。
スカート加工
スカート加工を施す事で、冬の防寒対策、隙間風など風対策、防塵対策などが可能となり、地面に擦って傷んだ部分はスカートをハサミなどでカットもできますので、劣化状態に合わせてご調整いただけます。
仕上げ高さ(H)サイズを決める。
天井付けと壁付けによって算出方法が異なりますので、以下をご参考いただき、ビニールカーテン仕上がりサイズ(Hの高さ)を算出ください。
カーテン高さH(仕上がりサイズ)
カーテン高さH(仕上がりサイズ)
ビニールカーテンの採寸方法が分からない場合
ビニールカーテンの採寸方法が分からない場合、計算方法が不明な場合は、ビニプロでは無料にて計算代行を行っております。ご依頼頂く際は、以下の情報をご準備の上、お気軽にお問い合わせください。
ご準備いただく情報
- カーテンレールは天井付け・壁付のどちらをご予定かお知らせください。
- 取付予定の開口部の実寸をお知らせください。
(天井付け・壁付けによって弊社推奨サイズでお見積り致します。) - 使用したいレールの種類をお知らせください。
- 使用する生地・素材をお知らせください。
- スカート加工・フリル加工の有無をお知らせください。
- 間仕切りポールの使用の有無をお知らせください。
- レール選定、ランナー選定、数量計算も代行いたします。(無料)