ワイヤー式ネットカーテン(網)の取付け方法
ネット(網)をカーテンとして取付けるには、ワイヤー式の吊り下げ方法がございます。レールなどを設置ができない場合や、天井自体に下地がなくレールの設置ができない場合に、ワイヤーを使用してネット(網)を取り付ける方法です。ワイヤー部材とスライダーをご利用いただければ利便性も高く、簡単にDIYでビニールカーテンの設置が可能です。
ワイヤーを使った取付け方法には、シメラーを使って張る方法と、ターンバックルハッカーを使って張る方法がございます。こちらではワイヤーを使用した取付け方法をご説明します。ネット(網)の採寸方法はこちらを参照ください。
必要な部材
ワイヤー部材
ネット(網)カーテンを設置するワイヤーの太さは、ネット(網)の横幅・高さによって異なりますが、横幅4m未満、高さ2m未満であれば4mmワイヤー、横幅4m以上の場合は5mmや、6mmワイヤーを使用します。
しっかりとした下地や柱などにワイヤー端部を固定して、シメラー(シメールセット)やターンバックルなどで張力(ワイヤーテンション)をかけて使用してください。
吊り下げ金具
ワイヤーを滑走する吊り下げ金具のご案内です。スライダーのスライダーXボックスはU字金具のキャンバスハンガーとセットで使用します。その他ストロングリンクやストロングリンクA型がございます。
ワイヤー式ネット(網)カーテンを設置される場合にご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。また、サイズ計算・材料拾い出しなどもビニプロにご依頼が可能です。
スライダーXボックス+キャンバスハンガー
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ワイヤーを滑走するスライダーXボックスは、U字金具のキャンバスハンガーのセットで使用します。ネット部分にキャンバスハンガーを通し、スライダーXと一緒に使用する事で、軽快な滑走が可能となります。
カーテン非可動領域について
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ワイヤー式ネット(網)カーテンの両端は、ターンバックルやワイヤークリップなどの部材があるため、カーテンの可動領域が限られ、両端はどうしても隙間が空いてしまいます。設置する際には部材のサイズを考慮して設置する必要がございます。
ワイヤー式ネット(網)カーテンの取付け方法
シメラーを使って張る
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シメラーとはワイヤー式カーテンを取り付ける際に便利なワイヤー張線器です。ターンバックルを使用する事無くワイヤーに強いテンションをかけて張る事ができる、プロ愛用のワイヤー張線器です。
2つのワイヤーをグリップする専用治具がついているため、ワイヤーをグリップしてレバーを引いて行くだけで、最大500kgまでのテンションがかけられます。これにより強い張り、テンションをワイヤーにかける事ができるため、ピンと張った状態でビニールカーテンの使用が可能になります。折り返したワイヤーの端部をワイヤークリップを使って
しっかりと固定してください。
※ ワイヤーが緩んだ際には、その都度締め直していただく必要がございます。
※ 両端は、ワイヤークリップ等の部材があるため、ネットカーテンの両端はどうしても隙間が空いてしまいます。
ターンバックルを使って張る
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ターンバックルハッカーは、端部のフック形状により、ワイヤーの先端を輪にクリップで止めたままフックに輪を引っかけて使用できるため、作業性が向上いたします。使用中にワイヤーが緩んだ際も、工具を使わずターンバックルを回転させる事で簡単に締め直しが可能です。
※ ワイヤーが緩んだ際には、その都度締め直していただく必要がございます。
※ 両端は、ターンバックルやワイヤークリップ等の部材があるため、ネットカーテンの両端はどうしても隙間が空いてしまいます。
おすすめオプション加工
ワイヤー式ネット(網)カーテン取付ける際に、様々な特注オプションの追加加工を承っております。壁側にネットを固定する際に便利な角ロープ加工や、ネットが風のあおりによってめくれないようにしたい場合は、ウェイトチェーン加工やおもりロープ加工もご利用いただけます。
開閉機能・操作性の向上追加補強ロープ加工
ネット(網)外周以外の面部分に、補強ロープを追加で加工します。追加補強ロープは、標準仕上げの外周補強と同様の6mmの他、12mmもお選びいただけます。
その他、メッシュネットや農業用ネットのオプション加工もございます。