ビニプロの防虫ビニールカーテンは、「虫を誘引しない」「虫を誘引しにくい」効果を持つ機能性ビニールです。この防虫ビニールシートは、光に向かって近づく特性を持つ虫(正の走光性を持つ昆虫)が認識しやすい光の波長をカットするため、防虫対策としてご利用いただけます。
ビニプロでは、オレンジ色の防虫ビニールシートだけでなく、糸入り透明の防虫ビニールシートも取り扱っています。ご希望の素材からビニールカーテンやビニールカバーなど、1点1枚からオーダーメイドにて製作・加工を承ります。
ビニールカーテンの防虫機能
防虫ビニールシートとは、走光性を持つ昆虫の飛来を減少させる効果のあるビニールシートを示します。走光性を持つ虫は、電球などの光源から発する可視光線に含まれる、360ナノメートル(nm)の波長をピークとする紫外線領域に最も反応します。防虫ビニールカーテンでその波長を遮ると、虫が光を認識しづらくなるため、飛来を減少させる効果が期待できます。
ビニプロでは、不快害虫の忌避成分を配合したビニールシートも取り扱っています。正の走光性を持つ昆虫だけでなく、正の走光性を持たない飛翔害虫・ゴキブリなどの不快害虫の忌避もしたい場合は、害虫忌避の機能性を持った糸入り透明ビニール(VP-300B)などをご利用ください。
防虫ビニールカーテンの利用シーン
防虫ビニールカーテンは、衛生面を重視する工場や倉庫、店舗などで利用されています。医薬品工場では昆虫など生体由来の異物混入対策や、クリーンルーム用の間仕切りシートとしてご利用いただけるほか、夜間に稼働する店舗・工場・倉庫で、正の走光性を持つ昆虫の侵入対策として、間仕切りカーテンや機械用のカバーなどにご利用いただけます。
飲食店や食品工場では、虫の侵入による異物混入対策として、防虫ビニールシートをご利用いただけます。2018年6月に可決した改正食品衛生法により、2020年6月からHACCPが義務化(法律施行から1年間は猶予期間)されています。飲食店なども含む全食品関連事業者が対象となりますので、虫や埃などの異物混入対策として、防虫や帯電防止の機能性を持ったビニールカーテンや間仕切りビニールシートをお役立てください。
防虫ビニールカーテンの色について
防虫ビニールシートは、透明やオレンジの製品がありますが、色によって効果が変わるということはありません。オレンジ色のビニールシートは、昆虫が感じやすい波長の紫外線域を吸収しやすい色として、主に夜間の防虫対策として使用されています。昼間に使用すると、逆に虫を呼び寄せてしまう可能性がありますので、屋外に面した出入口などにオレンジ色のシートを設置する場合は注意が必要です。
日中も使用される場合は、高い防虫効果を発揮する濃いグリーンの色付きシートオプトロン(VP-300P)がおすすめです。オプトロン(VP-300P)は防虫効果を約10年持続し、誘引阻止率80%を実現する優れた防虫効果をもったビニールシートです。昼間の使用はもちろん、特に夜間の防虫効果に期待できます。
薄いグリーンや薄いブルーなどの糸入り透明ビニールシートもございますので、効果や設置場所、使用時間帯等の条件に合ったシートをお選びください。