ビニールシート特集・ビニールシートの選び方
農業や作業現場での防虫対策や防炎対策に困っているという方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのがビニールシートです。
ビニールシートは防虫や防炎対策だけではなく、帯電防止、抗菌、遮光、防音、耐寒など、様々な効果があります。
そんな多種多様な用途のあるビニールシートですが、違いを知って目的や設置場所に合わせて選ぶことが大切です。
このページでは、ビニプロで取り扱うビニールシートの種類やその特徴、最適な用途についてご紹介します。
どんなタイプのビニールシートを選べば良いかお悩みの方はぜひご覧ください。
ビニプロのビニールシート 3つのポイント
①業務用ならではの高い機能性
ビニプロで販売されているビニールシートは全て高品質な国産シート、かつプロ仕様で、機能性に優れています。例えば、店舗用は透明度の高いシートや耐候性を持つシートなど、豊富な素材から選ぶことができます。
また、倉庫用・農業用のビニールシートには防虫・帯電防止・耐熱・屋外耐候など、様々な機能が備え付けられているものもあります。さらに、工場用には日本防炎協会による認定を受けた防炎素材や不燃素材を取り揃え、消防法への対処も万全です。このように、ビニプロのビニールシートは業務用・プロ仕様ならではの高い機能性が特徴なのです。
②カット販売やカーテン製作など商品展開が豊富
ビニプロのビニールシートは商品展開も豊富です。お好きなサイズでのオーダーカット販売や、用途に応じたオーダーメイド商品の製作を承っております。なお、ビニールカーテンやビニールカバーをはじめとするオーダー商品は経験と技術のある職人が1つ1つ国内工場で製作しています。
1点から製作可能で、特注加工にも対応しており、難易度の高い特注加工を当社に相談いただくケースも増えております。目的や使用場所にぴったりなビニールカーテンやビニールカバー、テント屋根などをお作りいただけます。
③工場直送だからこその低価格
一般的に販売されているビニールシートは商社や代理店を介して販売店に卸されていることが多いです。そのため、中間のマージンが上乗せされているだけでなく、やり取りの多さから伝達ミスが起こることもあります。
それに対してビニプロでは、高い品質の国産ビニールを中間業者を介さず、当社・工場より直送価格で仕入れ、最安値級を実現しております。直送だからこそビニプロは業界最安級の価格で販売することができるのです。
ビニールシートの種類と特徴から選ぶ
ビニールシートの種類は様々です。様々な種類のビニールシートがあるからこそ、適材適所でなければ効果が薄れてしまいます。そのため、それぞれのビニールシートの特徴を知り、一番効果的な種類のビニールシートを選ぶ必要があります。
ここからは、ビニールシートの種類と各ビニールシートの特徴、さらにビニールシートを加工した商品について解説していきます。
ビニールシートの素材について
ビニールシートの素材は主に軟質塩化ビニル(軟質PVC)・ポリエステルです。
塩化ビニルは劣化しにくい耐久性や難燃性を持っており、その中でも軟質塩化ビニル(軟質PVC)は多少厚みがあるものでも手で曲げられる柔軟性を持っています。
ポリエステルは他の繊維と比べ強度と耐久性に優れているといった特性を持っています。このような特性を活かし、様々な種類のシートが作られています。
ビニールシートの種類
透明ビニールシート
高い透明性が最大の特徴。また、様々な機能性から選ぶことができます。一方で引き裂きに弱いという点に留意が必要です。
ビニプロの透明ビニールシートは高い透明性が特徴で、素材から徹底的にこだわって製作されています。防炎・不燃・耐熱・帯電防止・防虫・UVカットなど様々なビニールシートを素材として取り揃えていて、品質は国産で実績豊富な信頼性の高い素材のみ厳選しています。全品サイズオーダー・特注対応可能です。
糸入りビニールシート
透明ビニールに比べ強度が高い(引き裂きに強い)点が特徴。一方で、糸入りの分、若干可視性は劣ります。
糸入り透明ビニールシートは、透明フィルムの間にポリエステル糸をラミネート加工によって挟み込んで1枚のシートになっているため、透明フィルム・ビニールに比べて強度が高くなります。防炎をはじめ、帯電防止、防虫、遮熱、耐熱、防音など様々な機能性を持つ素材を用意しています。ただし、糸が入っている分若干可視性は落ちてしまいます。
メッシュシート
通気性・採光性の高さが特徴。軽いだけではなく耐久性も高いです。コストパフォーマンスもよく、建築養生の他、工場や倉庫などの防風・風よけ・防塵・防雪・雪よけ・防虫対策など様々な分野で利用されています。
通気性・採光性の高さが特徴です。素材が軽いだけではなく耐久性も高いです。ビニプロのメッシュシートは高品質で実績もあるターポスクリーンを採用しています。工場や倉庫などで防風・風よけ、防雪・雪よけ、防塵、防虫、防砂・砂よけ、防塵対策で、メッシュカーテンや固定シート・ネットとして使用されています。また、屋外耐候性があり、家屋や施設の日よけにも適しています。
ターポリン
高品質で、カラーバリエーションが豊富です。様々な使い方ができますが、耐候性がないため雨除けとしては適しません。層構造のため強度がある一方で、布に比べると重量があります。
ターポリンシートは高品質な国内ブランドの生地を採用し、カラーバリエーションも豊富です。防水性に優れ、防炎・不燃の機能があり、工場や倉庫、店舗などでも使用できます。通路の仕切りや、機械の保護カバーなど、様々な使い方ができます。安価な価格帯でコストパフォーマンスに優れていると言えます。層構造のため強度がある一方で、布に比べると重量があります。
エステル帆布
防水性、耐久性があり長期利用に適しています。トラックシート用途として最も多く普及しており、ビニプロでも軽トラックから大型トラックまでご利用いただいております。ターポリンと比較すると価格は高くなります。
防水性、耐久性をもち、擦れに強いです。メンテナンスも容易なため、長期の使用に適しており、特にトラックシートや軽トラックシートとして人気です。また、綿帆布に似せた風合いを楽しめます。
フラット帆布
防炎処理が施されています。表面がツルツルしており汚れが付きにくく、耐久性にも優れています。幅広い用途にてご利用頂けますが、店舗用テントや、オーニングテントなど装飾系のテントには不向きです。
フラット帆布ビニールシートは、表面をツルツルにして防炎処理を施しています。平滑性がよいので汚れがつきにくく、耐久性にも優れていて、倉庫やテント・トラックシートなど、様々な用途で使用されます。防炎・防汚機能にも優れています。
装飾テントシート
鮮やかな色を保て、防汚性能を持ち、形状の自由度も高いため、軒先テントやテント看板など店舗用テント、日よけ雨よけテントにオススメです。反面、大型の雨除けテントには不向きです。
装飾テントシートは、設備に合わせて自由な形状・サイズで製作することが可能です。 採光性を重視しており、きれいな光の入り方をするといった特徴があります。 角が多いものや、面が小さい軒先テント、変形のテント屋根に最適です。 ビニプロでは、店舗用として人気の高いコットン調や、ストライプ柄などデザイン性を兼ね備えたシートも取り揃えております。
不燃テントシート
不燃生地は基布がガラスでできており、火元を当てても表面樹脂は燃えますが基布部分は燃えません。一方でガラス基布による硬さゆえ柔軟性がなく、一度折れてしまうと戻らないため、扱いに留意が必要です。
ビニプロでは防炎機能を兼ね備えた実績豊富な不燃素材を取り扱っています。一方でガラス基布による硬さゆえ柔軟性がなく、一度折れてしまうと戻りません。防水性の高い生地から半透明の透明性に優れた生地まで、豊富な不燃シートから選ぶことができます。日よけや雨よけから間仕切りまで、様々な用途にあわせてオーダーメイドで製作可能です。
ビニールシートの機能性
防炎ビニールシートは、工場・倉庫・などの防火対策必須な場所で使用されます。主に空間の間仕切りや野積み、製品カバーとして使うことができます。 防炎ビニールシート一覧 | |
不燃認定材料の使用を義務付けられた場所で使用することが可能です。間仕切りシートやビニールカーテン、ビニールカバー、ビニールブースなどとして使うことができます。 不燃機能ビニールシート一覧 | |
帯電防止ビニールシートは静電気を帯びにくく、埃が付きにくいです。主にクリーンな環境を作り出したいときに使用されます。 帯電防止ビニールシート一覧 | |
防虫ビニールシートは、虫を誘引しない・しにくい特性を持っています。衛生面を重視する工場や倉庫、店舗などで使用されます。防虫ビニールシート一覧 | |
抗菌ビニールシートは、雑菌の増殖を抑制するだけでなく、抗菌・抗カビ効果も期待できます。主に薬品工場や食品工場などの衛生面が重視される場所で使用されます。抗菌ビニールシート一覧 | |
遮光ビニールシートは、太陽光や電気照明の光を遮る役割があります。紫外線を遮る機能も付いていて、食品工場や薬品倉庫、製薬試験会場などの暗幕や暗室環境が必要な場所で使用されます。遮光ビニールシート一覧 | |
屋外耐候ビニールシートは、紫外線に強く対候性があります。倉庫・工場の通路の出入口や搬入口など、屋外の様々な場所で使用されます。屋外耐候ビニールシート一覧 | |
防音ビニールシートは、遮音・防音機能で、外への音漏れを防ぎます。工場・倉庫の作業音の防音対策や、クリーンルーム、防音ブースなどで使用されます。防音ビニールシート一覧 | |
耐寒ビニールシートはマイナス30度未満の屋内でも使用することができます。北国などの冬場に気温がマイナスになる地域や冷凍倉庫・冷蔵倉庫などで使うことができます。耐寒ビニールシート一覧 | |
遮熱ビニールシートは夏場の日差しや西日などの直射日光を防ぎたいときに使用されます。窓ガラスのシェードや屋外に面したエリアのビニールカーテンとして使うことができます。遮熱ビニールシート一覧 | |
耐熱シートは高温を加えても素材が変質しづらいです。機械による輻射熱の遮断・熱交換器やスチーマーなどの過熱・過失による熱伝導の遮断を目的として工場・倉庫などで使用されます。耐熱ビニールシート一覧 | |
耐油ビニールシートは機械油が付着しても硬化しにくいです。機械油を使用する自転車・自動車の整備工場やオイルや油が飛散する工場で使用されます。耐油ビニールシート一覧 | |
RoHS指令で規制対象となる10種類の有害物質を含まない、RoHS2に対応した製品を多数取り扱っています。ビニールカーテンのほか、ビニールシートやカバー用の素材、テント生地などで、RoHS2に対応した製品を取り扱っています。ビニールシートを含む製品の輸出や、環境に配慮した製品を使用されたい場合にご利用いただけます。 RoHS2対応生地ビニールシート一覧 |
ビニールシートの厚さの選び方
業務用としては、0.3mm前後が屋内の間仕切りシートなどで使用される薄手のビニールシート、0.5mm前後のビニールシートが厚手素材と認識されております。
ビニプロでは薄手から厚手まで豊富に取り揃えており、各商品ページに厚みを記載しております。
選び方は下記を参考にしていただくか、スタッフまでお気軽にご相談ください。
~0.25mm【超薄手】 | 完全に屋内限定で、且つ軽微な間仕切り程度として使用。 工場や倉庫など業務用の間仕切りシートには不向きで主には家庭用などに利用。 |
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0.3~0.4mm【薄手】 | 薄手ではありますが、屋内用の間仕切りシートなどに最も利用されている厚み。 | ||||
0.5~0.6mm【厚手】 | 厚手素材に該当し、最も多くの間仕切りシートや屋外用ビニールカーテンなどに利用。 一定の強度があり、耐久性も薄手素材よりも高く汎用性の高い厚み。 |
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0.7~1.5mm【超厚手】 | 超厚手素材に該当する。厚手高耐候のシートは、屋外で高い強度を求める場合に使用し、防音シートは、遮音性を求める場合などに最適。防音シートは屋外利用不可だが、屋外に面する風のない場所での使用は一般的。 |
ビニールシートを用途・目的から選ぶ
ここでは特にお問い合わせの多い用途をご紹介いたします。詳細は各特集ページでご覧いただけます。
室内の間仕切り(工場や倉庫など)
工場や倉庫など、屋内での間仕切りでビニールシートは活躍します。ビニールシートで間仕切りをすることで省エネになるだけではなく、衛生環境の向上も見込むことができます。ビニプロでは様々な商品を取り扱っていて、用途に合わせたビニールシートを希望の場所に設置可能です。
店舗や工場の出入り口(ビニールカーテン)
店舗用ビニールシートはテラス席や工場・店舗の出入り口で利用するのに最適です。設置することで、冬の防寒対策や雨・風・雪の対策になります。また、出入り口等で使う場合、強度や実用性だけでなく、デザイン性にも気にかけたいところです。ビニプロの店舗用ビニールシートは店舗の雰囲気に合わせて製作可能です。
飛沫防止対策(店舗や窓口)
店舗用ビニールシートはテラス席や工場・店舗の出入り口で利用するのに最適です。設置することで、冬の防寒対策や雨・風・雪の対策になります。また、出入り口等で使う場合、強度や実用性だけでなく、デザイン性にも気にかけたいところです。ビニプロの店舗用ビニールシートは店舗の雰囲気に合わせて製作可能です。
店舗・施設などの日よけ雨よけ(テントシート)
ビニプロでは、テント生地を使用した雨よけ・日除けテントシートなどの耐久性・防汚性能の高いテントシートも販売しています。防水・防炎生地のシートも多く様々な場所で活躍します。基本的にはすべて防水加工がしてあり、要望次第では指定の素材や記事でも製作可能です。
防風・風よけ、防雪・雪よけ対策に
隙間対策、強風対策、強度・耐久性に優れているビニールシートです。店舗などの軒先や工場や倉庫などの搬入口、マンションの通路やカーポート・車庫など屋外に面した防風・風よけ・防雪・雪よけを必要としている場所で使用されます。
プロの専門スタッフに相談も可能です。
ここにない用途や、大型の場合のご相談など、お気軽に相談してみてください。
ビニールシートの豆知識
ビニールシートには厚手のものと薄手のものがあり、使用される用途が異なります。
厚手のシートとは、0.5mm前後のビニールシートで、間仕切りシートやビニールカーテンとして使用されます。 一方、薄手のシートは0.3mmのビニールシートで、屋内の間仕切りシートとして利用されます。ちなみに0.8~1.0mmの超厚手素材のビニールシートも存在します。
ビニールシートにはさまざまな色のものがありますが、色によって働きも変わります。
例えば、周りの色との調和を崩さないようにするには、グリーン系や黒などの目立たない色を選びましょう。また、逆に目立たせたい場合は、白や赤、オレンジなどの発色の良い色にしましょう。他にもシルバー系の色は紫外線対策に優れているなど、色によって働きが異なります。
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