業務用の大型ビニールカーテン製作
大型ビニールカーテンに対応できるビニール・シートをご案内します。
主に屋外で使用し、開口高のある大型サイズのビニールカーテンなどを対象にシート素材を選定していますが、設置場所の高さ3m~5m、またそれ以上の大型ビニールカーテンの場合は、まず素材自体に一定の強度が求められます。0.3~0.35mm程度の薄手タイプは軽量で扱いやすい分、耐久性が懸念されますので、厚み0.4mm以上(推奨は0.5mm以上)の糸入り透明ビニール、もしくは厚み0.4mm以上の防炎シートなどがお薦めです。
ビニプロでは、大型サイズのビニールカーテンや重量シートカーテンにも耐えうる実績に基づいたビニールシート素材を厳選して掲載しておりますので、ぜひ参考にご覧ください。また、お客様にて大型ビニールカーテンの施工が困難な場合は、エリア・大きさによってビニプロで施工・工事手配を承ります。詳しくは「施工・取付工事サービス」に掲載しておりますので、ご確認ください。
大型ビニールカーテンに対応したおすすめのシート
大型ビニールカーテン対応糸入り透明ビニール素材
屋外で高さ2m未満の場合
糸入り透明ビニール 薄手・耐候素材のVP-350H
防炎機能で薄手・軽量タイプの素材ですが、屋外でも使用できるように開発された耐候性を持つ糸入り透明ビニールのVP-350H。UVカット付きで防炎・防水機能に加えて日差しなどによる劣化を低減させる耐候性を持つ軽量素材ですので、高さが2m前後の屋外・大型ビニールカーテンであれば、こちらがおすすめです。薄手の分、たたんだ際の収納巾もコンパクトで、女性でも開け閉めしやすい軽量タイプ。
屋外で高さ4m未満の場合
糸入り透明ビニール 厚手・耐候素材のVP-550H
防炎機能に加え、高い耐候性(日差し・雨風)があり、厚みは標準厚手素材で糸入りですので強度・コストパフォーマンスとバランスの取れたビニールシートです。大型透明ビニールカーテンの場合、小規模な小型サイズよりも日差しなどが当たる面積が大きく、雨風を受ける事も考慮致しますと、「耐候性」機能に優れた素材が最適です。550Hは一般的な厚手素材ですが、耐候性を重視して開発された糸入り透明ビニールですので、屋外での使用に最適です。
屋外で高さ4m以上の場合
糸入り透明ビニール 超厚手・フッ素防汚のVP-800H
フッ素防汚加工による防汚機能に加え、耐候性にも優れた特殊配合処理を行った塩ビによって生み出された高耐久性・高耐候性の糸入りビニールシートです。厚みは0.8mmと糸入り透明の中でも最強クラスの厚手素材で、透明度は糸目が細かい分、550Hに比べると劣りますが、採光性は十分にあります。耐候性能に防汚機能を兼ね備えたこちらのシートは屋外の大型ビニールカーテンにおいては最高レベルの耐候性が期待できます。
屋外で使用可能な糸入り透明ビニールを豊富に掲載
ビニプロでは、この他にも屋外で使用可能な糸入り透明ビニールシート素材を多数掲載しておりますので、ぜひご覧ください。糸入り透明ビニールでも、屋外に適していない仕様のシート素材や、屋外で使用可能でも大きさによっては不向きな素材もあります。ご不明な点などお気軽にビニプロまでご相談ください。ご予算やご希望が決まっている場合もぜひお問い合わせをご利用ください。屋内用や工場・倉庫用の間仕切りシート、透明間仕切りなどのご案内は下記よりご覧ください。
防炎シートの大型ビニールカーテン
大型ビニールカーテン・重量シートカーテンに高い耐久性・耐用年数を求める場合で透明度が不要なカーテンは、高品質素材のフラット帆布や防炎シートが大型カーテンに最適です。屋外の透明ビニールの場合、主に糸入り透明ビニールを採用しますが、透明ビニールの懸念点として「紫外線による劣化」が考えられます。透明ビニールは、太陽などの紫外線によって塩ビに含む可塑剤(塩ビに柔軟性を持たせる材料)が徐々に抜けていくスピードが通常の色付きのシートに比べて早く、耐久性で例えた場合、1.5倍から2倍ほど耐用年数に違いが生じます。その中でも「耐候剤」を含む耐候性のある糸入り透明ビニールが屋外に適しておりますが、⻑期運用が想定される場合やカーテンに耐用年数を求める場合は、まず防炎シートからご検討されるのが望ましいです。
大型サイズで防炎シートカーテンに対応のビニール素材
ビニプロでは大型シートカーテンに対応する生地を機能性ごとに豊富にご用意しています。ビニプロが自信を持っておすすめする最適な生地もピップアップしていますので、ぜひ参考にご覧ください。
人気No.1!防炎シートカーテン
防炎シート/ウルトラマックス
厚み0.47mmと、一般的な厚手素材でシートカーテンはもちろん、屋外で大型のテント屋根など雨よけシートとしても多くの工場や倉庫などで利用いただいております。最もスタンダードなシート生地で汎用性も高く、適度な防汚機能も兼ね備えております。また、ウルトラマックスはカラーラインナップも26色と豊富で、修理・補修用のテープなども同じ生地で販売されており、使い勝手が良いので多くの専門店でも取扱いのあるシートです。また、屋外対応のシートカバーなどにもご利用が可能です。
フッ素防汚機能!防炎シートカーテン
防炎シート/ハリケーン
ハリケーンはウルトラマックスと同等の強度、耐久性、耐用年数がある屋外での大型シートカーテンに対応する素材です。ウルトラマックスと異なる点としては、両面にフッ素樹脂コートが施されており、高い防汚性が特徴的です。ワンランク上のスペックでシートカーテンをお求めの場合におすすめの素材で、カラーは23色と人気の色が揃っており、抜群の強度によって大型シートカーテンにも多く採用されています。
不燃材料指定なら、不燃シートカーテン
不燃シート/不燃ターポリン
不燃性のシートをお求めの場合、大型シートカーテンでも対応可能な不燃素材の不燃ターポリン。従来の不燃シートは厚みがありすぎたり、硬さがあってカーテンとしては不向きな素材が多くありましたが、ビニプロで取扱いの不燃ターポリンであれば、柔軟性も耐久性も兼ね備えていますので、大型のシートカーテンにもご利用いただけます。厚みは0.42mmと不燃素材の中でも軽量クラスですが、十分な強度と耐候性があります。不燃シートなのでもより高い強度・耐久性を求める場合には、更に厚みのある不燃シートのターポロンなども取り揃えております。
ビニプロでは、この他にも多数の防炎シート・不燃シートを取り揃えており、豊富な種類がございます。防炎シート・不燃シートの一覧からお選びいただけますのでぜひご覧ください。
重量シートカーテンに最適な大型レール
工場・倉庫などに設置される大型ビニールカーテンや重量シートカーテンは、吊り下げるカーテン自体に重量がありますので、カーテン開閉に係る力も考慮して、カーテン適正重量表とブラケット取付間隔は必ず守って設置いただくことが大切です。
特に重量シートカーテンに最適な大型レールは、XGレール、最強強度のSGレールがありますが、H鋼や鉄骨など溶接が可能な場合は、トラックレールも利用いただけます。業務用ビニールカーテン専用レールの中で、最高クラスの強度を持つSGレールは専用設計のベアリングランナーを併用することで重量のある超大型ビニールカーテンなども軽快に走行します。トラックレール(ハンガーレール)は、ドアハンガー用のレール部材で重量シートカーテンの吊り下げに適しており、設置高さ5~6mの大型カーテンでも強風などに耐えうる強度を持つレールです。
ビニプロでは、工場や倉庫・物流センターなどに利用される業務用ビニールカーテン専用の重量用カーテンレールを豊富に取り揃えておりますのでお気軽にご相談ください。
大型ビニールカーテンの風対策
大型ビニールカーテンや重量シートカーテンを取り付けする際、最も多くのお客様からご心配やご質問いただく内容に「強風時に使用できるのか?」といった懸念があります。ビニプロでは大型カーテンでも、強風時にカーテンを閉めたままでも耐えうる風対策・防風対策をご案内しておりますのでぜひ参考にして材料をお選びください。
また、詳しいビニールカーテンの風対策については「屋外カーテンの風対策」で掲載しておりますが、基本的な対策としてカーテン用の間仕切りポールを併用する事で対策が可能になります。大型サイズの透明カーテンでも、シートカーテンでも同じですが、中間ポールや落としピンの材料を併用する事で強風時でも耐えうる仕様にすることができます。
間仕切りポール・中間ポールの併用で風対策
屋外用ビニールカーテンの防風対策として、間仕切りポール・中間ポールの併用をおすすめします。
風対策に使用するポール材料は、高さが4m未満の場合は、中間ポールを600mm〜800mm間隔でカーテンに取り付け、ポール足元に落としピンを設置し、風などによるバタつきを低減・抑止します。カーテンに中間ポールを追加する間隔は高さによって異なりますが、高さ2m〜3m程度の場合は800mm間隔、高さ3m以上の場合は600mm〜700mm間隔、高さ4m以上の大型カーテンの場合は、SGタイプの間仕切中間ポール利用がおすすめです。
強風が吹き付ける場所や風が通る場所でレールにトラックレールを利用されている場合は、アルミポールではなく鉄骨角材(40角〜50角程度)を800〜1000mm間隔で使用する場合もあります。
間仕切りポール・中間ポールに落としピン採用でバタつきを低減
ビニールカーテンを地面と固定するポール部材は、落としピン・落とし棒やフランス落としと呼ばれており、サイドポール・中間ポールと併用してご利用いただく部材です。落としピンは、棒状の金具とそれを受ける落とし受け座がセットとなっています。ポールが柱の役割をし、その柱を支えるのが落としピンとなります。中間ポールの足元に落としピンを取り付け、地面にあけた穴にピンを落としこむ事で、大型ビニールカーテンでもしっかり固定がされ、強風によるバタつきを抑止・低減できます。