RoHS2対応生地・シート一覧【業務用通販ビニプロ】

「RoHS指令」で規制対象となる有害物質を含む製品には、ビニールカーテンも対象となります。ビニプロでは、「RoHS2」に対応したビニールカーテンのほか、切り売り・反物単位で購入いただけるビニールシートやカバー用の素材、テント生地など、RoHS2に対応した製品を取り扱っています。対象となる有害な物質を含まない素材のため、ビニールシートを含む製品の輸出や、環境に配慮した製品を使用されたい場合におすすめの製品です。

RoHS指令（ローズ指令）とは

RoHS指令とWEEE指令

RoHS指令とは、有害物質を含有した電気・電子機器（WEEE）を市場に入れないための規則です。この規則はEU（欧州連合）に加盟している国内での製品の生産だけでなく、輸入品に対しても適用されるため、RoHS指令で規制されている有害物質が含まれている製品をEUへ輸出することはできません。
この規制ができる以前、EUでは、有害物質が含まれる電気・電子機器の廃棄物の90%が埋め立てまたは焼却されていました。そのため、廃電気・電子機器を削減するために、リユース・リサイクルを推進する「WEEE指令」が制定されました。WEEE指令により、廃棄処理に関しての取り決めがなされましたが、WEEE指令は電気・電子機器の生産を規制するものではありません。そもそも有害物質が非含有の製品であれば、環境汚染や健康被害の防止につながるため、WEEE指令とは別に生産を規制するための「RoHS指令」が制定されました。

規制物質は全10種類

RoHS指令は、WEEE指令と同時に2003年に告示され、2011年に大幅改正、2013年1月から全面施行されRoHS（II）指令や改正RoHS指令、新RoHS指令等と呼ばれ、鉛、水銀、カドミウムなど6種類が有害物質として指定されています。
更に、2019年7月以降、フタル酸ビス（2-エチルヘキシル）(DEHP)ほか、フタル酸エステル類と呼ばれる化合物が4つ追加され、10物質が規制物質になりました。フタル酸エステル類は、塩化ビニル樹脂などの可塑剤として使用され、塩化ビニルを柔らかくするための化学物質です。ビニールシートも塩化ビニル製のものが多く、この可塑剤を使用されている製品もあるため、規制の対象とならないRoHS2対応の製品を選ぶ必要があります。

RoHS2指令の対象物質の最大許容濃度
対象物質	最大許容濃度	主な用途
鉛（Pb）	0.1wt%(1000ppm)	バッテリー、金属の快削性向上のための合金成分、光学レンズ
水銀（Hg）	0.1wt%(1000ppm)	蛍光ランプ、体温計、蓄電池
カドミウム（Cd）	0.01wt%(100ppm)	顔料、メッカド電池、メッキ材料
六価クロム（Cr+6）	0.1wt%(1000ppm)	クロムめっき、ステンレス鋼などの合金成分
ポリ臭化ビフェニル（PBB）	0.1wt%(1000ppm)	プラスチック類の添加剤や難燃剤
ポリ臭化ジフェニルエーテル（PBDE）	0.1wt%(1000ppm)	難燃剤として、プラスチックや繊維などに添加
フタル酸ジエチルへキシル（DEHP）	0.1wt%(1000ppm)	ポリ塩化ビニルに柔軟性を与える可塑剤　※新規追加物質
フタル酸プチルベンジル（BBP）	0.1wt%(1000ppm)
フタル酸ジプチル（DBP）	0.1wt%(1000ppm)
フタル酸ジイソプチル（DIBP）	0.1wt%(1000ppm)

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ビニプロでは、RoHS2対応の規制物質を含まないビニールシートを多数取り扱っています。透明シート、糸入り透明シートのほか、耐熱シート、メッシュシート、テントシートなど様々な製品を取り扱っています。ビニールカバー製品にも使用いただける生地もありますので、用途に合わせて製品をお選びください。一部のビニールシートは、原反販売や切り売り販売にも対応しています。「RoHS2指令適合」アイコンのある製品がすべて対象製品となりますので、機能性アイコン表示をご確認のうえご注文いただきますようお願いいたします。