屋外用ビニールカーテン製作
屋外用としてご利用いただけるビニールカーテン・シートをご案内します。
屋外用として利用する場合、外の気温や雨風にも耐えられる、強度・耐候性を考慮する必要があります。糸入り透明や防炎シートを使用した場合は、シートの厚みは0.4mm以上を推奨いたします。0.35mmクラスの薄くて軽いシートは、屋内のご利用をおすすめします。また、ビニール系シートは太陽の日差しなどによって劣化が進みますので、厚みだけでなく、一定の耐候性(紫外線を吸収する機能)を持つ素材が適しています。ビニプロでは耐候性を持つ糸入り透明ビニールや防炎シートなど多く扱っておりますので、比較検討いただき、不明点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
- 屋外用ビニールカーテンの注意点
- 屋外用ビニールカーテンを利用する場合、必ず風対策を施す必要があります。風対策を行わずにビニールカーテンを利用すると、カーテンが破損したり、飛散して通行人に当たったりする恐れがあり、怪我や事故の元となりますので、くれぐれもご注意ください。屋外用ビニールカーテンの風対策はこちらでご確認いただけます。
屋外用ビニールカーテンに対応した素材
屋外用ビニールカーテンに適した素材を選ぶには、主に以下の「糸入り透明ビニール」、クリアな「透明ビニール」、「防炎シート」の3種類の中から、用途・機能性などを考慮して検討する必要があります。
屋外用ビニールカーテン対応のビニール素材
糸入り透明ビニールカーテン・シート
糸入り透明は0.3mmの軽量・薄手タイプから0.5mm前後の厚手タイプ、0.8mmの超厚手タイプなどの素材が多くありますが、中でも耐候性や高耐候性マークが付いている素材であれば、太陽などの紫外線を吸収する紫外線吸収剤を多く含む、屋外耐候性を持つ糸入り透明の550Hや、フッ素防汚機能が付いた800Hなどがございます。
透明ビニールカーテン・シート
主にビニプロでは、国内トップレベルの透明フィルムメーカーのアキレス透明ビニールを取り扱っております。アキレス透明ビニールは、主に0.3mm、0.5mm、0.8mmなど薄手から厚手まで種類があり、機能性も防炎機能を基本として、帯電防止、防虫機能を持つ素材もあります。屋外で使用する場合は、最低限でも0.5mmクラス以上をご利用ください。
防炎シート(テントシート)
ビニプロで取扱いの防炎シートは、カラーのシート生地が主となっており、テント生地と呼ばれる耐候性・耐久性に優れたシート素材を主に取り揃えております。大型のテント倉庫や、屋根などにも使用される耐久性・強度の強い生地が多く、屋外用カーテンとしても厚みは0.4mm~0.6mm未満がおすすめです。防炎以外でも不燃シートなども取り揃えております。
屋外用ビニールカーテンの風対策
屋外用ビニールカーテンを取り付ける際に考慮すべき重要な点は、「風対策」を検討する必要があります。詳しくはこちらのビニールカーテンの風対策にも記載しておりますが、何もビニールカーテンに風対策を施さない場合は、シート自体の自重だけとなりますので、風などで煽られます。そよ風程度であっても、シートの厚みが0.3mm前後の薄手素材を使用すると揺れますし、0.5mm前後の厚手素材でも少し強い風が吹くと大きく揺れたり、煽られたりします。(0.8mm程度の超厚手でも強風時は危険です)そのため、軽微な風対策であればウエイトチェーンを入れる方法もあり、強風対策には、間仕切りポールや中間ポールなどをご利用いただけます。
強風対策には間仕切りポール・中間ポールを使用
強風時などでもビニールカーテンを閉めたままにする場合、風などでカーテンが大きく揺れたり、煽られたりしないために、ビニールカーテンに中間ポールを取り付け、風対策を行います。間仕切りポール(中間ポールを含む)の取付方法をご覧いただき、屋外用ビニールカーテンのサイズに合わせてポールの本数などを考慮する必要があります。(ビニプロでも無料計算代行いたします)
落としピン採用で風あおりを抑止
落としピンは、サイドポールや中間ポールに取り付けて使用する部材です。地面に受け座用の穴を開け、ポールに設置した落としピンを落として使用します。ピンを落とすことでポールが地面に固定されるため、強風からおこるカーテンのバタつきを抑制できます。
高さが5mを超えるような屋外用ビニールカーテンの場合は、通常の落としピンではなく特注の大型落としピンなどを使用する場合もあります。
ウエイトチェーンで風対策
ビニプロではオプション加工として、裾ウエイトチェーン加工とフルウエイトチェーン加工がございます。
裾ウエイトチェーン加工は、袋状に加工したビニールカーテンの裾にウエイトチェーンを入れ、風によるバタつきを軽減することができます。チェーンの素材はスチールかステンレスを選べます。あまり重く太いチェーンを使用すると、束ねた際にかさばってしまうため注意が必要です。強風時にはウエイトチェーンが入っていても風に煽られてしまうことがありますので、日頃から風の強い場所に使用するのは控え、建物内の通路や、あまり風の強くない屋外での使用のみとすることをおすすめします。
フルウエイトチェーン加工は、ハトメ下のラインを袋状にし、ウエイトチェーンを入れることで一定の耐風速レベルを引き上げる事が可能です。フルウエイトチェーン加工は屋外に面したビニールカーテンとしてご利用いただけます。また、中間ポールが利用できない場合や、落としピンのために地面に穴を開けることができない場所での風対策も、フルウエイトチェーン加工にて行えます。