ビニールカーテンのハトメ打ち
ビニールカーテンや、雨よけ・日よけテントシートなどにハトメを追加したい場合など、ハトメ打ち具セットがあれば、以下の取付方法にてDIYでハトメの追加が可能ですので、ご参考までにご覧くださいませ。
ビニールカーテンであれば、上ラインにハトメを追加してランナーなどを増やしたり、下ラインにハトメをつけてビニールカーテンの風対策などにも対応が可能です。又、雨よけ・日よけテントシートを取り付ける際なども部分的にハトメを追加したい場合などにもご利用下さいませ。
①ハトメ打ちのDIY・取付方法【必要な道具】
ハトメを打つ際には、上記の道具が必要となります。主な道具と致しましては、以下をご覧くださいませ。
①ポンチ
ポンチとは、ビニールカーテンや、テントシートなどにハトメを取り付けたい位置に穴をあけるための工具となります。通常、市販で売られているようなポンチは強度が弱いため、繰り返し使用すると刃がすぐに駄目になりますが、当店のポンチはSK鋼材と呼ばれる耐久性抜群の職人手作りの業務用ポンチとなります。ポンチサイズは、ハトメサイズによって異なりますので、ご利用されるハトメサイズをご指定下さいませ。
②打ち棒
打ち棒とは、打ち皿とセットで利用するための道具となりますが、25番ハトメであれば、25番ハトメ用の打ち棒をご利用頂きます。(28番であれば28番用の打ち棒が必要)こちらの打ち棒も、ポンチ同様にSK鋼材を使用しているため長年ご利用頂ける高い耐久性がございます。
③打ち皿
打ち皿は、打ち棒を受けるための専用の台座的な役割として使用致します。こちらの打ち皿も、打ち棒と同様にハトメサイズによって異なりますので、必ず打ち棒と同じサイズをご利用下さいませ。(ハトメサイズ25番であれば25番用の打ち皿)打ち皿の上面にはハトメサイズの番号が刻印されております。
ビニールカーテンや、シートなどに取り付けるためのハトメ金具です。ビニールカーテンなどであれば、主に25番の真鍮ハトメがNO1の人気で、次に大型ビニールカーテン用には28番の真鍮ハトメなどが人気となります。ハトメ金具のどのサイズをご利用するかによって、ポンチ・打ち棒・打ち皿のサイズも決まって参ります。又、ハトメはオス(傘が付いている方)と、メス(座金の方)とセットでの利用が必須となりますのでご注意下さいませ。
⑤ゴム板
ポンチで穴をあける際、打ち棒・打ち皿でハトメを打つ場合など、床にゴム板などを引いて作業を行って下さい。厚手素材のゴム板であれば特に指定などはございませんが、なるべく厚手のゴム板(薄手ですとゴム板に穴が空いてしまいます)で、柔らかい素材よりも固めのゴムをお選び下さい(ホームセンターなどで販売されております)。その他、ゴム板以外ですと木材に養生をして使用する場合もございます。
②ハトメ打ちのDIY・取付方法【ポンチで穴あけ】
まず最初に、ビニールカーテンやシートなど、ハトメを付けたい位置など予めボールペンやマジックなどでマーキング(穴芯)を行い、穴芯を狙ってポンチで穴をあけます。ポンチを使用する際には、木槌やハンマーなどを併用致しますが、写真は樹脂ハンマーを使用しております。鉄製の金槌ですと、ポンチの刃にダメージが掛かってしまったり、破損の原因や、叩く際に怪我をする恐れがございますので、樹脂ハンマーか木槌などをご利用下さいませ。
コツと致しましては、なるべくポンチをまっすぐに立て、垂直にハンマーで強めに叩いて穴をあけます。特にビニールカーテンの周囲折返し部分は、生地が2重になっている事が一般的ですので、強めにハンマーを叩かなければ穴があきづらく、一発で穴はあきませんので、2~3度と数度ハンマーを叩いて穴を完全に貫通するまでポンチを叩きこんで下さい。
③ハトメ打ちのDIY・取付方法【打ち皿にハトメをセット】
次に、打ち皿にハトメのオス(傘付き)を打ち皿の上面(数字が刻印されている方)を打ち皿のハトメ溝に置いて下さい。その上から、穴をあけたシートなどをハトメ上からかぶせて穴に通して下さい。この方法でやりづらい場合は、先にハトメのオス(傘つき)をシートの穴に入れて、それから打ち皿に置いて頂く方法でも問題はございません。
④ハトメ打ちのDIY・取付方法【ハトメ(メス)を乗せる】
次に、ハトメ座金の方をシートから貫通して抜き出ている凹凸部分に上から乗せて下さい。この際、座金の方には裏と表がございますが、表面が上になるようにして下さい。
⑤ハトメ打ちのDIY・取付方法【打ち棒でハトメを打つ】
ハトメ座金を乗せたら、打ち棒をハトメ穴に差し込みます。差し込む際は、しっかりと突き当たるまでまっすぐに差し込み、真上から垂直にハンマー(樹脂ハンマーや木槌)で、強く叩きこんで下さい。ハンマーで叩く際は、打ち棒が斜めになっていたり、ハンマーを垂直に叩いていない場合などは、ハトメが綺麗に打てず、傘の部分が潰れたり、見た目も悪く、しっかりとハトメ本来の強度も発揮できないため、必ずまっすぐ打つ事を意識して下さい。
ハンマーで叩く際も、慣れてくるまでは最初は軽めに叩いて、打ち棒が安定してから強く打ちこむ方法でも結構です。打ち棒を何度か強く叩いて、重い音がしたらハトメがしっかり潰れて止まっています。もし斜めに打ってハトメが変形して潰れてしまった場合は、ペンチなどを使用して取り外し、打ち直しを行って下さい。(新しいハトメを使用)
上記のように、しっかりと裏・表が止まっていれば完了です。ビニールカーテンの表面にハトメ表面が来るようにすれば見た目も良く、綺麗な仕上がりとなります。