防虫オプトロンの糸入り透明ビニールカーテン・シート(VP-300P)の素材説明
夜間、照明に集まってくる飛翔性昆虫の光や色に対する習性の研究を基に開発された光(オプト)コントロール技術により、昆虫が感応しやすい光の波長域をカットし、安全な防虫対策が行えるシートです。 また、間仕切りシートやビニールカーテンとしてお使いいただくことで、冷暖房効率を向上させるといった省エネにも寄与します。夜間稼働を行っている食品工場などは勿論、照明の光に誘引される虫害に悩む店舗や倉庫といった様々なシーンで活用いただけます。
※オレンジやイエロー系の防虫ビニールは、夜間においては正の走光性を持つ飛翔害虫に対し効果はございますが、昼間においては効果はなく、逆に誘引してしまう可能性があると指摘されております。
(詳しくは防虫機能について)
VP-300Pの耐久性・耐候性について
厚さ0.3mm程の薄手タイプとなるため完全な屋外での独立した使用には不向きですが屋外に面する出入り口やバックヤード・搬入口・屋内間仕切りカーテンなどにご利用いただけます。薄手ですが、ポリエステル糸をラミネートして製作しておりますので、大型サイズでも間仕切りカーテンなどであれば強度は十分にございます。
VP-300Pの柔軟性・質感について
ビニールシートの厚みは0.3mmと薄手タイプですのでビニールカーテンなどで束ねた際も収納巾がスッキリ致しますので、邪魔にならずにご利用頂けます。柔軟性は非常に高く、柔らかい素材で汎用性にも優れたオプトロン糸入りとなります。
VP-300Pの透明度・視認性について
オプトロンの特徴として、グリーンの色付きシートになるため、通常の糸入り透明ビニールと比較すると視認性は劣りますが、近距離であればシート越しに人や物などの存在が識別できます。防虫効果は若干劣りますが、オプロトロンで薄いクリアグリーンのVP-300Gもございます。
VP-300Pの主な使用用途について
夜間稼働を行う食品・医薬品工場、店舗といった場所で防虫を目的とした間仕切りビニールカーテンとして使用することで虫害によるトラブル対策に。HACCP等、徹底した衛生管理を必要とする食品工場・クリーンブースといった場所において最適な製品です。汎用性にも優れており、間仕切りシートやビニールカバー、ビニールカーテン、シートドア、ビニールブースなど幅広い用途にご利用頂けます。
VP-300Pの機能性について
防炎 | 自己消化性により燃え広がりを抑える難燃機能。業務用には最低限必要な機能性。 | |
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帯電防止 | 静電気の帯電を防止し、ホコリの付着などを低減させる機能性。 | |
防虫 | 虫が好む紫外線波長領域のカットや防虫対策に利用頂ける機能性。 | |
高UVカット | 有害な紫外線を99%近くカットするビニール・シート素材。 | |
屋外対応 | 太陽光などの日差しが当たらない屋内での使用に適したビニール素材です。 |
※機能性の詳細情報は、ビニール・シートの機能性一覧をご覧ください。
【厚み0.3mm】防虫オプトロンの糸入り透明ビニールカーテン・シート素材 VP-300P
薄手軽量タイプの防虫オプトロンの糸入り透明ビニールカーテン・シートのVP-300Pのご案内。夜間、照明の光に誘引される正の走光性を持つ飛翔虫などの防虫に!害虫忌避剤などを使用する防虫機能ビニールと異なり、正の走光性を持つ飛翔中などが好む紫外線波長領域を大幅にカットし防虫効果を発揮致します。忌避成分は使用していないため、人体への影響や環境へのリスクを抑えて使用が可能です。夜間稼働を行う食品・医薬品工場、店舗といった間仕切りカーテンとして使用することで虫害によるトラブル対策が行えます。
従来、防虫機能を持つシートはオレンジ・黄色が一般的でしたがそれよりも高い防虫効果を発揮するために開発されたシートとなり、虫の誘引阻止率は80%を実現。防虫効果は約10年持続するため、頻繁な交換の必要が無く、長期に渡ってのご利用が可能です。
異物混入の約4割が光や色などに寄って来る飛翔性昆虫と言われており、HACCP等、徹底した衛生管理を必要とする食品工場・クリーンブースといった場所において最適な製品です。
防虫機能についての詳細は防虫ビニールカーテンの機能性ついてを参照ください。