耐熱・溶接火花受けシート【VN-120TN】の素材説明
耐熱・溶接火花受けシート【VN-120TN】の耐熱性と特徴
耐熱温度は250度までの雰囲気温度の環境下で使用が可能です。最高品質のISA 1323 A種 合格品の溶接火花受けシート・スパッタシートで、高耐久・高耐熱素材の長期間使用可能なシートです。A種合格品ですので、厚み9.0mmの鋼板を溶断するときのスパッタに耐えることができます。両面シリコン加工が施されていますので、火花受けシートとして使用する際にはどちらの面で使用しても問題ありません。
耐熱・溶接火花受けシート【VN-120TN】の素材
火花をはじく目的で両面シリコンコートをされている素材です。シリコンは擦れに弱いので、生地の表面を擦ると茶色に変色してしまいます。瞬間耐熱温度は1,300度、連続使用は250度まで対応可能な耐熱シートです。柔軟性が高く屈曲や摩擦抵抗にも優れており、狭い場所での作業にも最適な素材です。
耐熱・溶接火花受けシート【VN-120TN】の使用用途
自動車板金工場・溶接工場などの溶接作業やグラインダー作業などで飛び散る火花から人・設備・施設などをガードする火花受けシート・スパッタシートとして使用できます。火花・ノロを弾くタイプのシートですので、後処理や清掃が簡単で付着させるタイプのシートに比べて穴があきにくい点も特徴です。溶接火花のノロ・スパッタをシートに付着させたい場合や、耐熱1000度まで耐えうる素材をお探しの場合は、ANT-600TOがおすすめです。
- ビニプロからのご案内
- 瞬間耐熱温度は1,300度、連続使用は250度まで対応可能ですが、材料の性質や形状、利用環境などの条件によって異なる場合があります。あらかじめ、実際の環境や温度で長時間使用をしても異常を示さないか、サンプルで必ずテストを行って、十分に確認していただくようお願いします。
- 熱による穴があきにくい素材ですが、必ずしも穴があかないということではありません。穴があくまでに使用できる回数は、使用環境やスパッタシートの素材により異なります。
耐熱・溶接火花受けシート【VN-120TN】の機能性
防炎 | 自己消化性により燃え広がりを抑える難燃機能。業務用には最低限必要な機能性。 | |
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耐熱 | 素材によって定めれらた空間の耐熱温度(雰囲気温度)に耐えうる素材。 | |
溶接火花 | 溶接作業時に発生する火花対策に利用可能なシート素材。 | |
RoHS2指令適合 | EU域内で流通する電気・電子機器に対してRoHS指令で規制対象の10物質を制限した素材。 |
※機能性の詳細情報は、ビニール・シートの機能性一覧をご覧ください。
【耐熱温度~250度】アクリル繊維を原料とした焼成炭化した特殊繊維(一度熱を加えて焼いている繊維)で作られた、JISA 1323 A種 合格品の耐熱性・耐火性能に優れた耐熱シートです。裏・表両面にシリコン加工を施しており、火花・ノロを弾く作用があります(シリコン粉をまぶしていますので、擦れなどによって徐々にシリコン粉は落ちてきます。シリコン粉が落ちてくると茶色の生地色が見えます)。火花・ノロを弾くタイプのシートですので、後処理や清掃が簡単で付着させるタイプのシートに比べて穴があきにくい点も特徴です。空気中では光熱で接炎しても赤熱するだけで燃えたり、溶けたりはしません。溶接シート・火花受けシートとして自動車板金工場・溶接工場などで利用できます。