耐熱のビニールカーテン【VN-064TN】の素材説明
耐熱のビニールカーテン【VN-064TN】の耐熱性と特徴
耐熱温度は1,000度までの雰囲気温度の環境下で使用が可能です。耐熱性が高く柔軟性にも優れたSiO2(シリカ)を主成分とした無機繊維のシートです。最高品質のISA 1323 A種 合格品の溶接火花受けシート・スパッタシートで、高耐久・高耐熱素材の長期間使用可能なシートです。A種合格品ですので、厚み9.0mmの鋼板を溶断するときのスパッタに耐えることができます。空気中で燃えることなく、柔軟性に優れていますので、焼鈍・徐冷・火花受けなど、あらゆる耐熱性が必要な箇所で使用できます。
耐熱のビニールカーテン【VN-064TN】の素材
瞬間耐熱温度は1,650度、連続使用は1,000度まで対応可能な耐熱シートです。柔軟性が高く急熱急冷にも耐えられる素材で、加熱時の寸法安定性に優れています。生地の目地から火花が通り抜けないように特殊な処理を施しているので、直火でも燃えないシートです。
耐熱のビニールカーテン【VN-064TN】の使用用途
自動車板金工場・溶接工場などの溶接作業やグラインダー作業などで飛び散る火花から人・設備・施設などをガードする火花受けシート・スパッタシートとして使用できます。遮熱断熱の効果もあるので、炉前カーテン・徐冷用カバーなどにもおすすめです。受けた火花などを付着させて受け止める機能性があるので、工場内などでノロ・スパッタなどを飛散させずに吸着させたい場合に最適です。
- ビニプロからのご案内
- 瞬間耐熱温度は1,650度、連続使用は1,000度まで対応可能ですが、材料の性質や形状、利用環境などの条件によって異なる場合があります。あらかじめ、実際の環境や温度で長時間使用をしても異常を示さないか、サンプルで必ずテストを行って、十分に確認していただくようお願いします。
- 熱による穴があきにくい素材ですが、必ずしも穴があかないということではありません。穴があくまでに使用できる回数は、使用環境やスパッタシートの素材により異なります。
耐熱のビニールカーテン【VN-064TN】の機能性
防炎 | 自己消化性により燃え広がりを抑える難燃機能。業務用には最低限必要な機能性。 | |
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耐熱 | 素材によって定めれらた空間の耐熱温度(雰囲気温度)に耐えうる素材。 | |
溶接火花 | 溶接作業時に発生する火花対策に利用可能なシート素材。 | |
RoHS2指令適合 | EU域内で流通する電気・電子機器に対してRoHS指令で規制対象の10物質を制限した素材。 |
※機能性の詳細情報は、ビニール・シートの機能性一覧をご覧ください。
VN-064TNの仕様について
外周の折り返し部には耐熱シート(VN-035TN同等生地)を挟み込み、ハトメ抜け防止を強化しております。
縫い縮みがあるため、ビニールシートよりも寸法精度が低くなります。
【耐熱温度~1,000度】最大1,000度まで対応可能な耐熱シートで、火花受けシート、溶炉工場などの炉前のカーテン、保温材カバーなどに利用されております。JISA 1323 A種 合格品の耐熱性・耐火性能に優れた耐熱シートです。シリカクロス素材で厚みも0.64mmと少し厚手の素材ですが耐久性も柔軟性もあり、超高温下の室内などでご利用いただけます。急熱・急冷にも耐えうる素材で、受けた火花・ノロを付着させて受け止める機能性を持っております。反対に、ノロ・スパッタを弾く性能はありませんが、工場内などでノロ・スパッタなどを飛散させずに吸着させたい場合には最適です(瞬間耐熱は最大1650度)。また、生地の目地(素材繊維)から火花が抜けないように特殊な処理を施しております(直火でも燃える事はございません)。