防炎(薄手)の糸入り透明ビニールカーテン(VP-380A)の素材説明
VP-380Aの耐久性・耐候性について
VP-380Aの特徴として糸目が細かく強度が高いながらも最軽量クラスの軽さで屋外にも使用可能な点がポイントです。風などによるバタつきや引っ張り、引き裂き強度などの高い耐久性がございます。屋外での使用の際は通常は厚手のビニール素材の防炎ビニールカーテン(厚み0.55mm)などを使用致しますが、サイズが高さ2m~2.5m程度のビニールカーテンであれば屋外でもこちらの0.38mmの厚みの軽量ビニールカーテンが使用可能です。
VP-380Aの柔軟性・質感について
束ねた際もお写真から見て分かる通り、0.35mmクラスと同程度の収納巾で収まり、素材の質感も柔らかく最軽量の軽さながらにも高い強度がございます。ビニールカーテンとして開け閉めする際でも素材自体の重量が大変軽く、女性の方でも容易に開け閉めができるため、耐候(薄手)の防炎・糸入りビニールカーテンのようなクリアさや透明感が不要の場合で、明るさをしっかりと取り込みたい場合におすすめのビニール素材です。
VP-380Aの透明度・視認性について
VP-380Aは、網目が他の糸入り透明ビニールと比べ細かく、近くで見た場合にはハッキリと人や物が判断できますが、遠目で見た際には少し見えにくくなります。そのため、作業上や安全上の理由で透明糸入りで良いが遠目からはあまり見えない方が良いという場合には最適です。
網目はおよそ5mm程度ですので数m離れた位置から見た際はぼやけて見えるような感じとなります。従って、工場や倉庫内などで作業の安全性を考慮した透明感を求める場合は、屋内用の屋内用の防炎糸入り透明ビニールをご利用頂き、屋外であれば軽量タイプの糸入り透明ビニールなどがおすすめです。
特にそこまでの透明感を求めない場合で、逆に一定の半透明間が必要な場合にはVP-380Aは耐久性があり、軽量タイプで防炎・UV・防水機能を兼ね備えた汎用性の高い素材ですので、屋外・屋内のビニールカーテンなどに最適なシートです。
VP-380Aの主な使用用途について
半透明(遠距離の場合)感があり、糸目が細かく強度も高いですが軽量タイプですので、主に高さ2m~2.5m程度の屋外用のビニールカーテン、もしくは高さ3m未満程度の屋内用の間仕切りカーテンや固定パーテーションとしてのシートなどにお勧めです。店舗などの屋外用ビニールカーテンなどに使用する場合は、視認性を抑えたい場合のテラス席や屋外席などの防寒用のビニールカーテンとしてご利用下さいませ。
こちらの素材より更にマス目が大きく、よりクリアな透明度と糸入りの強度を求める場合は、屋外用の防炎ビニールカーテンの素材をお選びくださいませ。VP-380Aの小さな細かいマス目で、生地の耐久性を更に求める場合は、同じマス目サイズで高耐候機能を持つ静電防止機能付きの糸入りビニールカーテンなどもございます。
こちらのビニールシートは、切り売りでの販売も、サイズオーダーでの加工販売もいづれも対応しておりますので、ご利用の用途などお聞かせ頂けましたら、最適な素材をご提案させて頂きます。
VP-380Aの機能性について
防炎 | 自己消化性により燃え広がりを抑える難燃機能。業務用には最低限必要な機能性。 | |
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防水 | 雨天時や水に濡れても素材を通過する事なく水を防ぎます。 | |
UVカット | 有害な紫外線を90%前後カットするビニール・シート素材。 | |
屋外対応 | 屋外や屋外に面する環境下で利用可能なビニール・シート素材。 |
※機能性の詳細情報は、ビニール・シートの機能性一覧をご覧ください。
【厚み0.38mm】耐候(軽量)の糸入り透明ビニールカーテン・シート素材 VP-380A
厚み0.38mm、糸目が約5mmの屋外・屋内兼用の糸入り軽量ビニールカーテンVP-380Aのご案内。屋外・屋内兼用で使用可能な糸目の細かい強度・軽量性重視のビニールシート素材です。屋内用の間仕切りシート、屋外用の小型サイズのビニールカーテンの中でも、耐久性・コストパフォーマンスに優れたVP-380A。厚みが0.38mmとVP-350シリーズと比べ、厚み・強度が格段にアップした素材です。
糸目が5mm程度のマス目で細かく、その分強度も高い素材です。もちろん防炎なので、屋内でも安心してご利用いただけます。糸目が細かいため、遠目からの視認性はぼやけて見えますが、あえてそのように、視界をある程度さえぎることを求める場合や、通常の0.35mmクラスの厚みの素材よりも強度が高いため、屋内の間仕切りシートの中でも面積が大きい場合、大型カーテンとして使用する場合など耐久性と軽量を求めるのであれば、こちらのビニール素材がおすすめです。
束ねた際も厚みが0.38mmと、屋内で使用するには十分な高い強度と、軽量・薄さですので邪魔にもならずにご利用頂けます。注意点といたしましては、上記のように視認性はかけます。視認性を高くしたい場合には不向きですので、VP-350Aがおススメです。
また、どの商品にも言えることですが、経年劣化をしてくると可塑剤というビニールカーテンを柔らかくする素材が抜けてきますので、そうなってくるとカーテンは固くなり、割れてくる場合もございます。経年劣化は使用状況や使用環境により差が大きいため、どのくらいということはできませんが、外に面した紫外線が強く当たる場所や開閉頻度が高い場所、気温差が激しいところなどは劣化のスピードも速くなる場合もございます。(屋外でおよそ5年前後、屋内で5~7年前後)