帯電防止ビニールカーテンの機能性について

ビニールカーテンの帯電防止についての豆知識。
ビニプロで取り扱っているビニールカーテン・テントシートの内、帯電防止のアイコンがついてる商品が帯電防止機能付きのビニールシートとなります。帯電防止機能が付いたビニールシートは、主に電子機器や食品などを扱う工場や倉庫・店舗などでご利用いただいています。クリーンな環境下で間仕切りシートやビニールカーテンなどをご利用したい場合などにおすすめです。帯電防止機能については下記にてご案内いたします。

帯電防止などのアイコン一覧の説明はビニールカーテン機能性をご覧ください。

この豆知識の目次: 帯電防止ビニールについて; 帯電防止ビニールカーテンはどのような場所で使えるのか？; 帯電防止ビニールカーテンの注意点

帯電防止ビニールについて

帯電防止とは、静電気の帯電（電気が溜まる事）を防ぐことであり、カーテンなど開閉運動により、塩化ビニールの中に溜まる静電気を大気中の水分に逃がし、静電気を少なくし、ホコリ等を寄せ付けにくくする特性がございます。（完全にホコリなどの付着を防ぐものではございません）

帯電防止機能を持つビニールシートなどには帯電防止機能の主原料は洗剤などに使われている界面活性剤を塩ビの中に練り込んでおります。塩化ビニールは水分との親和性が低い（水をはじく）ため、相性が悪く、大気中の水分へスムーズに静電気を流すために、樹脂配合のつなぎ材に界面活性剤を練り込んでおります。

そのため、注意点と致しましては、透明系のビニールカーテンやシートなどの場合、界面活性剤が表面に浮き出てくる事がございますので、通常の糸入り透明や、クリアな透明ビニールなどに比べて若干濁ったように見える場合がございます。

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帯電防止ビニールカーテンはどのような場所で使えるのか？

帯電防止ビニールカーテンや間仕切りシートを使用する事によりホコリ等の付着を低減します。工場や倉庫・店舗等でクリーンな環境を維持したい等で主に使われております。又、精密機械が置いてある工場等で、少しでも静電気の発生を抑えたいという場面でもご利用頂いております。当店では機械や電子機器等のビニールカバーのオーダーメイド製作も行っておりますので合わせてご検討ください。

ビニプロでは帯電防止機能を持つビニールカーテン・シートなどの素材・商品が多くありますが、その中でも最も強力な帯電防止機能を持つビニールシートはセイデンクリスタルF 0.3mm（超帯電防止）という商品がございます。こちらは黒い格子状の導電性塗膜（片面塗工）が施されており、優れた帯電防止性能が有り、食品工場等の衛生面に敏感な場合・ホコリや静電気を厳重に防止したい場合等にご利用頂いております。

又、セイデンクリスタルF 0.3mm（超帯電防止）の帯電防止機能を万全にご使用いただき場合には、黒い格子の塗工面からアース線を取り、Ｈ鋼や地面に着けて頂けると静電気が溜まりずらくなります。

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帯電防止ビニールカーテンの注意点

界面活性剤を練り込み帯電防止にすることにより、塩化ビニルの表面に、被膜を作りますので透明度が落ちる場合があるというデメリットもあります。（帯電防止の注意点）

※表面に浮き出た皮膜などを拭き取ったりすれば、若干程度、透明度は増しますが、それによって帯電防止機能が若干程度低下する可能性もございます。

又、上記の様に拭き取ったりしたりした所で界面活性剤を練り込んでいる為、時間が経てば再び浮いてきてしまいます。詳しくは帯電防止の糸入透明ビニールについてをご参照ください。

現在、帯電防止ビニールカーテン・シートの中で一番人気があるのが帯電・防炎糸入り透明ビニールのVP-350Tとなります。こちらはコストパフォーマンスにも優れております。厚みも0.35mmですので軽くて扱いやすく、収納時もコンパクトです。防炎認定の生地ですので国内の大手企業の工場等に導入されております。

又、高い透明度を求める場合には（帯電防止・薄手）セイデンクリスタルがオススメです。こちらは帯電・防炎糸入り透明ビニールのVP-350Tと比べて少々お値段があがりますが、透明度が高いため、視認性がよく、はっきりビニールカーテンの反対側が見えるため、通路など見通しを求める場合には最適な帯電防止のビニールカーテンでございます。

そして、上記でご紹介致しましたVP350Tは特殊な素材を塗り込んでいるため、表面が若干ではございますが、界面活性剤の影響により多少のベタつき（軽微）がございますが、セイデンクリスタル（VP-030SD）はVP-350Tと比べ、ベタつきなどはほとんどございません。