ビニールカーテンの選定基準について
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ビニールカーテン豆知識を多数掲載しています。
ビニールカーテンのシート素材を選ぶ上で、選定基準のポイントを掲載します。ビニールカーテン製作のシート選びにご活用ください。
- この豆知識の目次
- ビニールカーテンとは?
- ビニールの機能性から選ぶ
- ビニールの種類から選ぶ
- ビニールの厚みから選ぶ
ビニールカーテンとは?
ビニールカーテンとは、軟質透明塩化ビニールや塩化ビニールフィルムを加工し、周囲を補強したり、ハトメをつけてカーテンとして使用できるようにしたものをビニールカーテンと呼びます。
ビニールカーテンには糸入り透明ビニールカーテンや透明ビニールカーテンなど多種多様な種類があり、利用場所などに応じて素材をお選びいただくことができます。
ビニールカーテンは機能性に優れている点が特徴ですが、それらの機能性や特徴をご理解いただいた上で、ご利用いただく環境などから必要な機能性、種類、厚みを検討してみてください。
ビニールの機能性から選ぶ
通常、工場や倉庫、店舗など業務用としてビニールカーテンや間仕切りシート、ビニールカバーなど利用する際は、基本的には防炎素材が多く使用されております。非防炎素材は住宅で使用するような場合が対象で、引火した際には延焼などの恐れがあり、業務用には不向きな素材となります。又、工場などでは特に消防署などの消防検査によって指摘されることが多いため、最低でも防炎素材、場合によっては不燃素材などお選びください。(詳しくは防炎・不燃の違いをご覧くださいませ)
自己消化性で炎が燃え広がることを防ぐ「防炎」機能、火熱により燃焼しないガラス基布で作られた「不燃」機能(ビニプロのサイトに掲載している商品はすべて防炎、もしくは不燃素材でできております。)、ホコリの付着を抑える「帯電防止」機能、紫外線を吸収させる事により、屋外使用時に硬化や黄変を緩和する「高耐候」性能、汚れの付着を低減する「フッ素防汚」機能など、様々な機能性を兼ね備えたカーテンになりますので、屋内、工場などでの間仕切りとして、資材置き場など屋外でのカーテンとして、また家庭用やオフィスなどでの空調効率の改善などの用途として使用できます。
※ビニプロのビニール素材は基本的には防炎素材(一部非防炎あり)、もしくは不燃素材のみを掲載しておりますので、ご安心してご利用ください。
ビニールの種類から選ぶ
ビニールカーテンに使用するシートは上記のような機能性(ビニールの機能一覧)から選ぶ他、ビニールの素材別からもお選びいただけます。主には、強度と一定の透明度を求めるのであれば糸入り透明ビニールなどは屋外などでも厚み0.5mm以上であれば使用可能ですし、屋内用として透明度のみ必要であれば、透明ビニールをお選び頂きます。
用途としても様々。 オフィスやご家庭の場合は特に空調効率の改善(節電効果)、バルコニーなどで、雨風をしのぎたい場合、夏の日差し、紫外線を効果的にさえぎりたい場合、視界は遮りたいけど陽の光は入るようにするためのカーテンやブラインド、また、メッシュシートや防炎テントシートなど使用すれば日除けとしても最適です。
ビニールの厚みから選ぶ
防炎、帯電防止、防虫などの「機能性」、透明、糸入り、テントシートなどの「シート種類」の次は、「ビニールシートの厚み」を検討する必要があります。ビニプロでは、薄手の0.3mm~厚手0.5mmクラスから超厚手となる1mm以上のシート素材を取り扱っておりますが、どの程度の大きさ(高さ)が必要かによって推奨するシート厚みは異なります。
どの位のシート素材の厚みをお選びいただくかは、この2点からまず選定されることをおすすめします。
- 設置環境:屋外(屋外に面する)と屋内のどちらで利用されるか?
- 大きさ:設置間口の高さはどの位あるのか?
また、上記以外にお客様の設置条件によって選定基準が変わってくる場合もありますが、ご不明な場合はご利用したい場所・用途などお教えいただければ、当店にてプロの担当者が代わりにお選びいたします。
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