果物を狙うムクドリとヒヨドリの生態の違い
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、防鳥ネットの豆知識を多数掲載しています。
ムクドリとヒヨドリは正反対?気候や食の好みの違い
野山の餌が減ってきた昨今は、街中でムクドリの群れを見かけることが多くなりました。夕方になるとどこからともなく大量のムクドリが飛んできて街路樹に集まり、けたたましい鳴き声をあげている、という状況や、電線にびっしりとすし詰めになった群れなど、びっくりするような光景を目にすることもあるでしょう。
景観を損なうだけでなく、畑・果樹園などの農作物が狙われる「食害」も見逃せません。ムクドリやヒヨドリは糖類の含まれる餌を好むため、花や蜜、果物などが被害に遭います。厄介なことに、ヒヨドリは暖かい気候を好み、ムクドリは寒い気候を好むため、季節によって作物を狙ってくる鳥の種類が変わることもあります。
ムクドリは柑橘類を食べない
ヒヨドリは寒くなってくると南(西日本方面)へと移動していきますが、寒い時期はもともと餌が少ないため、特に農作物が狙われやすくなります。
どちらも桃や葡萄のような果実を食べますが、ムクドリは柑橘類に含まれるショ糖を消化できないため、みかんなどの柑橘類は狙いません。もし「みかんを食べに来た!」というときは、それはムクドリではなくヒヨドリかもしれません。
困っているのは農家だけじゃない!ベランダのブルーベリーやトマトが鳥害にあうことも
マンションのベランダで家庭菜園(ガーデニング)を楽しむ人たちの間でブルーベリーが人気ですが、これもヒヨドリやムクドリの格好の餌となります。ブルーベリー以外にもプチトマトがカラスなどに狙われることもあります。
トマトが赤くなるのは、鳥に食べてもらうため
プチトマトは緑色のうちは毒をもっていて鳥から身を守っていますが、熟れて種の準備ができると赤くなり、鳥や小動物などの捕食者に対して「食べごろですよ」というサインを送ります。普段は鳥が来ないからと油断していたら、あっという間に食べられてしまった…ということも。
鉢植えに直接ネットをかぶせても、嘴で引っ張って外してしまったり、網目の隙間から実をついばんでしまうおそれがあります。そういった場合にはベランダ全体に防鳥ネットを張ることで侵入そのものを防いだり、鉢の周囲になるべく距離をとって、防鳥ネットを広い範囲に張るのがおすすめです。
ムクドリとヒヨドリに適した防鳥ネット(網)のマス目サイズ
鳥害対策として防鳥ネットを選ぶときの決め手は、マス目のサイズです。カラスのように体長が約50cmと大きい鳥の侵入防止には、マス目が37.5mm目と大きめでも問題ありませんが、ヒヨドリやムクドリの場合、とくにムクドリの方が体は一回り小さいため、防鳥ネットで侵入対策する場合は、ムクドリのサイズにあわせてマス目が30mm以下のものをおすすめします。
人気の防鳥ネット(網)
ビニプロで取り扱っている防鳥ネットはすべてプロ仕様で糸が太く強度の高いネット(網)ですので、マス目サイズに注意していただければどのネット(網)でも問題なくご使用いただけます。
ネット(網)の糸の太さについて詳しくはこちらの豆知識をご覧ください。
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