テラス席の効果的な暑さ対策5選!暑い日でも開放的な空間を作る!
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ビニールカーテン豆知識を多数掲載しています。
テラス席は開放的な雰囲気が人気で、多くの飲食店で導入されています。しかし、夏の猛暑では利用が困難になることもあります。熱中症のリスクや強い日差しによる不快感から、お客様がテラス席を敬遠してしまうと、お店の売上にも影響が生じるでしょう。
そこで今回は、お客様に快適な空間を提供するための効果的なテラス席の暑さ対策をご紹介します。
夏場でもテラス席を満喫してもらえるよう、ぜひ参考にしてみてください。
- この豆知識の目次
- テラス席の暑さ対策に効果的な方法5選
- 透明ビニールカーテンで空調効果を高める
- オーニングテントで直射日光を防ぎ体感温度を下げる
- ミスト扇風機で空気を冷却する
- スポットクーラーで冷気を送風する
- 扇風機で空気を循環させる
- 適切な温度管理を行う
- テラス席の暑さ対策に関するまとめ
テラス席の暑さ対策に効果的な方法5選
テラス席の暑さ対策には、さまざまな方法があります。ここでは、飲食店のテラス席で実践しやすい5つの対策をご紹介します。
- 透明ビニールカーテンで空調効果を高める
- オーニングテントで直射日光を防ぎ体感温度を下げる
- ミスト扇風機で空気を冷却する
- スポットクーラーで冷気を送風する
- 扇風機で空気を循環させる
効果的な暑さ対策の方法は、どれか一つの対策ではなく組み合わせて実施して空調効率を高めることが重要です。それでは、各対策について詳しく見ていきましょう。
透明ビニールカーテンで空調効果を高める
透明ビニールカーテンは、店舗や飲食店の出入口、テラス席に設置することで、以下のような効果を発揮します。
- 室内への熱の侵入を防ぐ
- 空調効率を高め電気代の節約が行える
透明ビニールカーテンを設置することで、外気の暑さが侵入するのを抑えつつ、視認性や開放感を損なうことなく暑さ対策が行えます。
また、ミスト扇風機やスポットクーラーなどの空調設備と組み合わせることで、空調効率の向上が期待できます。ビニールカーテンを設置することで、ミスト扇風機やスポットクーラーから送り出された冷気が外に逃げにくくなり、短時間で効果的に温度を下げられます。
さらに、空調設備の設定温度を高めに設定することで、電気代の節約も行えます。ビニールカーテンで外気の侵入を防ぎ、冷気を外に逃がさないことで、同じ設定温度でもより快適に感じられます。空調設備の設定温度を1℃上げるだけで約13%の省エネが実現できるといわれているため、設定温度の見直しをしてみましょう。
<参考サイト>
エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査
(引用元:環境省「家庭のエネルギー事情を知る」)
その他、ビニールカーテンは以下のような効果も期待できます。
- 悪天候の日でもテラス席を利用できるため、稼働率を高めることができる
- 日差しによる家具や床の劣化を防ぐことができる
- デザイン性のある商品を選択することで店舗の雰囲気や景観を損なうことを防げる
詳細は「店舗用ビニールカーテン一覧」でご案内してますので、ご確認ください。
オーニングテントで直射日光を防ぎ体感温度を下げる
オーニングテントとは、飲食店のテラス席や建物の軒先など、外側に設置する可動式のテントのことです。日差しの強さに合わせてテントの角度を調整できるので、日陰をつくり出して直射日光を防いでくれます。
テラス席に直接日光が当たると、地面からの照り返しも加わり、体感温度が大幅に上昇してしまいます。このとき、オーニングテントを設置すれば、地面からの照り返しを抑えて日陰をつくれるので、テラス席の体感温度を下げる効果が期待できるでしょう。
透明ビニールカーテンを併用することで、空調効果を高めると同時に、直射日光による地面からの照り返しを抑えることができます。そのため、透明ビニールカーテンの設置も併せて行うことをおすすめします。
また、オーニングテントは雨よけとしても活用できます。急な雨でもそのままテラス席を利用できるので、天候に左右されずに営業を続けられるメリットもあります。
オーニングテントは、素材や形状、サイズなど、店舗のニーズに合わせて選ぶことが可能です。風や日光に強いものを選ぶことで長期的に使用できますし、デザイン性の高いオーニングテントを選べば店舗の外観をおしゃれに演出することにもつながります。
詳細は「オーニングテントの製作・価格一覧」でご案内してますので、ご確認ください。
ミスト扇風機で空気を冷却する
ミスト扇風機とは、扇風機の風と一緒に細かい水粒子(ミスト)を放出することで、空気を効果的に冷却する装置のことです。水の気化熱を利用して周囲の熱を奪うため、エアコンを使わずに温度を下げてくれます。
ミスト扇風機は、エアコンとは違い工事が不要であり、電源とホースをつなぐだけで使用できます。そのため、手軽に導入することができ、飲食店のテラス席などにおすすめです。また、業務用のミスト扇風機であっても、一般的なECサイトで購入できるのも導入しやすい点といえます。コストは装置の大きさや使用する場所の広さによって異なりますが、小型のものであれば1万円台から購入可能です。
スポットクーラーで冷気を送風する
スポットクーラーとは、室内機と室外機が一体となった、工事不要で利用できるエアコンのことです。コンパクトな設計で、電源さえ確保できれば場所を選ばずに使用できるのがメリットといえます。スポットクーラーは、冷気を直接送風して素早く効果的に温度を下げられるので、テラス席や屋外イベント会場など、一時的に冷房が必要な場所に最適です。
ただし、スポットクーラーは排熱する必要があるため、ビニールカーテンなどで空間を区切る場合は、排熱口が室内ではなく外部に向くようにしましょう。排熱した空気が室内に戻ってしまうと、冷房効果が減少してしまうので注意が必要です。
スポットクーラーの価格帯は、冷房する広さや機器のスペックにより異なりますが、安価なものであれば5万円前後から購入可能です。
扇風機で空気を循環させる
テラス席の暑さ対策として、スポットクーラーと併用して扇風機を使用することもおすすめです。ビニールカーテンなどで間仕切りをし、スポットクーラーを使用する場合、空気の流れが滞ってしまうことがあります。閉じられた空間では冷気が循環せず、一部の場所だけが冷えるなどの問題が発生するため、扇風機を効果的に配置して冷気を効果的に循環させましょう。
具体的には、スポットクーラーの近くに扇風機を置き、冷気を送り出す方向に向けて運転させます。そうすることで冷気が一箇所に留まることなく、テラス席全体に行き渡るようになります。また、テラス席の反対側にも扇風機を置いておけば、冷気の循環をさらに促進できるでしょう。
適切な温度管理を行う
テラス席での暑さ対策を行う上で、適切な温度管理は欠かせません。
WBGT値(暑さ指数)が28を超えると、熱中症のリスクが高まるともいわれます。WBGT値とは、温度、湿度、輻射熱の3つの要素を組み合わせた指標で、熱中症の危険度を示すものです。同じ温度でも湿度や輻射熱によって熱中症にかかるリスクが変わってくるため、WBGT値を活用することが推奨されています。
<参考サイト>
暑さ指数(WBGT)について学ぼう
(引用元:環境省「熱中症予防情報サイト」)
飲食店のテラス席では、直射日光やコンクリートの照り返しなどの影響で、気温以上に暑く感じることがあります。そのため、WBGT値が28を超えないように管理するようにしましょう。
なお、WBGT値の測定器は一般的なECサイトで、数千円から購入可能です。
このように、飲食店ではお客様の年齢層や滞在時間、テラス席の環境などを考慮して、適切な温度管理を行うことが求められます。高齢者や子供はとくに熱中症になりやすいため、より低めの温度設定が必要になるかもしれません。
また、日光の当たり方や風通しなどによって、テラス席内の温度分布が異なる場合もあります。こまめに温度をチェックし、必要に応じて空調設備の調整や、扇風機の使用を検討しましょう。
テラス席の暑さ対策に関するまとめ
本記事では、飲食店のテラス席における暑さ対策について紹介してきました。オーニングテントやミスト扇風機、スポットクーラーなど、体感温度を下げて快適な空間を実現する対策はいろいろとあります。
その中でも、ビニールカーテンは日差しを防いだり、空調効率を高めたりするだけなく、透明度の高さから景観を損なわずに暑さ対策が可能な製品です。また、ほかの暑さ対策と組み合わせることで、さらに空調効率を高めることもできます。
ビニプロでは、飲食店のテラス席に最適なビニールカーテンやオーニングテントを取り扱っております。高品質な製品を揃えてお客様のニーズに合わせたご提案をおこなっており、経験豊富なスタッフが店舗の状況に合わせた最適な暑さ対策をご提案いたします。
ビニールカーテンやオーニングテントに興味を持っていただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
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