ビニールカーテンの空調効果について
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ビニールカーテン豆知識を多数掲載しています。
ビニールカーテンを使用する事による、空調効果(冷房・暖房)についての豆知識です。
- この豆知識の目次
- 空調効果におけるビニールカーテン導入のメリット
- 空調効果の向上に間仕切りビニールカーテン
- 屋内の空間を間仕切りで分割する場合
- ビニールカーテンの設置方法
- 空調効果、冷暖房効果を更に高める
- 屋内の一部に独立した空間を作りたい場合
- 間仕切に最適なビニールブースの主な用途
- ビニールブースの種類とメリット
- のれん式ビニールカーテンで空調効率を高める方法
空調効果におけるビニールカーテン導入のメリット
工場や倉庫など、屋内の空間スペースが大きいほど、夏のエアコンや冬の暖房などの空調効率は企業にとっても大きなコスト問題がございます。そのような空調効率によるコストの変動などはビニールカーテンなどで間仕切る事で大きく空調効率を高める事が可能となります。
例として、単純に床面積で200㎡ある工場や倉庫などの場合、業務用エアコンなどを2台使用して夏の暑さ対策、冬の防寒対策などを行っている際には室内の空間温度を効果的に高めるには、空調管理が必要な空間を限定し、限定された部分のみ空調を効かせる事で、不要な1台を使用せずに無駄なエネルギー・電気代を節約できます。
大きな工場や倉庫などになってくると、この空調コストだけでも年間で莫大な費用を要します。ビニールカーテンや間仕切りシートなどが大手工場から町の小さな倉庫などに広く普及した要因としては、それらのエネルギーコストに対する費用対効果において非常にコストパフォーマンス性が高い点にございます。
特に大きな広い空間であるほど、空調効率はコストに直結致しますので単純に空間を半分に間仕切るだけでも大きく空調効率が向上致します。又は、屋外との出入り口や搬入口など、開口部分を開けっ放しで使用する場合にも、ビニールカーテンを取り付ける事で、外部からの冷気・熱気を低減させる効果がございます。
これら省エネ対策として空調効率を高めるためには、下記のようなイメージで、空調効果を求めるスペースと求めないスペースを分けて考え、空調効果を向上させたい、空調効率を高めたいスペースのみ対策を行えるのがビニールカーテンなどを使用した間仕切りのメリットです。
空調効果の向上に間仕切りビニールカーテン
1つは、空間を2分割、3分割に屋内を仕切る事で、空調効率を高める方法。もう1つは、屋内の一部分のみ独立したスペースを作り、空調効果を集中させる方法などございます。上記について詳しくは下記にてご説明いたします。
屋内の空間を間仕切りで分割する場合
工場でも倉庫などでも同様ですが、単純に広い空間を間仕切り用のビニールカーテンなどによって、可動する壁を作るイメージです。天井面にレールを取り付けて、ビニールカーテンを吊るして使用する事で、かなりの空調効果が効率的になります。
これらは、完全に屋内で風などもない場合であれば、レールとカーテンのみを取り付ける場合や、屋外からの風などがある場合はビニールカーテンに風対策を行う事で、外部に面する出入り口などにもカーテンが設置可能となります。
ビニールカーテンの設置方法
・レールを取り付けてビニールカーテンとして間仕切る
・鉄骨やアルミフレームを活用してビニールの固定間仕切り
・ワイヤーを使用してビニールを吊り下げる
建物の空間の状況などによって設置方法は様々ですが、詳しくは透明・間仕切りシートのご案内などご参考にご覧くださいませ。
空調効果、冷暖房効果を更に高める
間仕切りビニールカーテンを使用して空調効果、冷房・暖房効果を上げたい場合、よく聞かれる質問と致しましては、レールとビニールカーテンの間の隙間や、ビニールカーテンと地面との間の隙間などは塞げますか?などがございますが、当店の場合、ビニールカーテンのご注文時に、レールとの隙間塞ぎように使用できるフリルの製作や、地面とビニールカーテンとの隙間を塞ぐスカート加工なども承っておりますのでご安心下さいませ。
間仕切りビニールカーテンにオススメの素材は、日差しなどが当たる場所であれば、遮熱の糸入り透明ビニールなどもございますし、静電気を帯びにくくしてホコリなどを寄せ付けにくくする帯電防止の糸入り透明などが人気の売れ筋となっております。
屋内の一部に独立した空間を作りたい場合
空間の間仕切りビニールカーテンによって分割する方法以外には、下記のように独立したスペースのみビニールブースによって別室や作業ルームなどを設置する方法がございます。
間仕切に最適なビニールブースの主な用途
・クリーンルーム(工場用のクリーンルーム)
・冷暖房効果を高めた作業部屋
・外部からのホコリなどを防ぐ防塵ブース
・機械音などの音漏れを低減する防音ブース
・スポーツジムなどの無酸素ルーム
ビニールブースの種類とメリット
鉄骨フレームやアルミフレームなどを製作して、フレームの上からビニールシート素材を覆いかぶせるイメージで、密閉性が高くあらゆるサイズ・大きさなどに対応できる点がメリットとなります。又、空調効率を集中化して効率化できますし、フレーム部分にエアコンなどの設置も行えます。
ジャバラ式にビニールブース全体が伸縮し、柱部分にはキャスターがついておりますので、移動が可能で自由に動かせるビニールブースです。不要な時はたたんでおけますし、必要な時だけ伸ばして使用する事もできますので、天井クレーンなどで中に入れる機械・荷物などの出し入れも容易です。ただし、固定式ビニールブースに比べて密閉性は弱くなりますので、用途に応じてお選びくださいませ。(空調などエアコンの設置にも不向きです)
ビニールブースの固定式では、当店で取扱いのビニール製品一覧に掲載されている素材の中から自由にビニールカーテン用に使用できるビニールシートをお選び頂き、サイズに合わせて当店で製作を行っております。詳しくはビニール一覧をご覧くださいませ。
のれん式ビニールカーテンで空調効率を高める方法
間仕切りビニールカーテンと同様となりますが、倉庫などでフォークリフトなどが通るような場所ですと、通常のレールを使用したビニールカーテンや、固定した間仕切りシートでは作業効率が低減してしまうため、下記のような、のれん式ビニールカーテンを使用する事で、空調効率を高めながら作業効率も落とさずに省エネ効果の実現が可能となります。
上記は、防虫タイプのビニール素材で、大型倉庫の開口部に空調効率(主に冷房効果)を向上させるため、倉庫内の複数個所に設置を行いました。のれん式ビニールカーテンであれば、パレットなど荷物を積んだままの状態でもフォークリフトが通れますので、冷暖房効果を向上させ、作業性も落とさずにカーテンが設置可能です。
ビニプロはオーダーメイド・特注サイズでビニールカーテンやシート、レール、部材など直送販売を行っておりますが、関東・中部・東海エリアなど一部の地域は、施工・取付工事を承っております。詳しくは、「取付工事サービス」をご覧ください。
尚、対象外エリアについては、工事店のご紹介が可能な場合がございますので、お気軽にご相談ください。
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