鳩の糞で悩んでいる方必見!倉庫の鳩を追い出す方法と予防策を紹介
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倉庫内に住み着いた鳩による糞や羽毛などの被害に悩む企業は多く、甚大な損害が発生するケースも少なくありません。さらに、鳩は帰巣本能が強いため、一度追い出しても戻ってくることがあり、何度対策をしても改善しないとお困りの方も多いでしょう。
本記事では、鳩が倉庫に集まる原因や追い出すための方法、予防策について詳しく解説します。
- この豆知識の目次
- 鳩が倉庫に集まる原因
- 巣作りに最適な場所である
- 餌となる食料がある
- 複数の侵入箇所がある
- 鳥獣保護管理法を理解する
- 鳩を追い出すための物理的な対策
- 防鳥スパイクを設置する
- 防鳥ワイヤーを設置する
- 防鳥ネットを設置する
- 鳩を寄せ付けないための予防策
- 忌避剤を使用する
- 鳩を寄せ付けない環境を保つ
- CDを設置する
- 倉庫から鳩を追い出す方法に関するまとめ
鳩が倉庫に集まる原因
倉庫内の鳩対策をしっかり行うためには、どうして鳩が倉庫に集まるのか、その原因や理由を知ることが大切です。そこで、鳩が倉庫に集まる原因や理由について解説するので、根本的な対策を講じるための参考にしてください。
- 巣作りに最適な場所である
- 餌となる食料がある
- 複数の侵入箇所がある
巣作りに最適な場所である
鳩は外敵から身を守れる場所に巣を作る習性があり、倉庫のように四方が囲まれている場所は、鳩にとって非常に住みやすい環境となります。さらに、鳩は高所や入り組んだ場所に巣を作るため、倉庫内の鉄筋の交差部分や天井の梁などは巣作りに最適な場所です。
また、倉庫内は雨風を防げ、一定の温かさを保つことができるため、鳩にとって魅力的な場所となります。このように、倉庫内は安全性と快適性の両面で、鳩にとって非常に優れた環境のため、倉庫内に侵入する鳩が多いのです。
餌となる食料がある
倉庫が鳩にとって住みやすい環境である理由の1つに、餌の確保が簡単であることも挙げられます。たとえば、食品関連の倉庫では、床にこぼれた食品が鳩の餌となるため、倉庫内にいる限り餌に困ることがありません。
さらに、社員が捨てたお弁当などの食べ残しや、気づかずに落とした食べかすも、鳩の餌となる場合があります。雑食性の鳩は、ゴミ箱やゴミ捨て場からも餌を調達できるため、食品関連の倉庫でなくても安心はできません。
また、水たまりや湿気の多い場所があると、飲み水も確保できるようになります。空調設備からの排水が溜まっている場所は、水飲み場として鳩に利用される可能性があります。このように、生きていくために必要なものが揃っていることも、倉庫内に鳩が住み着く理由です。
複数の侵入箇所がある
鳩が倉庫内に侵入する経路として多いのが、倉庫の出入り口です。倉庫の出入り口は、人やフォークリフトなどの車両が1日に何度も出入りするため、開けっ放しになっていることがあります。
そのため、倉庫は他の建物よりも鳩の侵入を許してしまい、糞などの被害に遭う可能性が高くなります。
また、鳩は屋根と梁の隙間など、わずかな隙間からでも倉庫内に侵入します。特に鳩は高所からも倉庫内に入ることができるため、枠のない換気口や換気用の窓からも侵入されることがあります。
鳥獣保護管理法を理解する
倉庫における鳩の対策を講じるうえで重要なのが、「鳥獣保護管理法」について理解しておくことです。鳥獣保護管理法とは、正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」のことで、野生の哺乳類や鳥類の保護や狩猟に関する制度を定めたものです。
鳥獣保護管理法の中では、許可のない人が鳥獣を駆除することを禁止しており、被害が出ている場合でも、倉庫内の鳩を駆除することはできません。そのため、倉庫内に住み着いた鳩を追い出す、そもそも倉庫内に入れないようにするといった対策がメインとなります。
鳥獣保護管理法の詳細は、「ベランダの鳩を駆除できない理由「鳥獣保護法」について」をご確認ください。
鳩を追い出すための物理的な対策
ここでは、倉庫内に住み着いた鳩を追い出すために有効な物理的な対策を紹介します。紹介する方法は、どれも特定のアイテムを設置するだけで効果を発揮するので、手軽に対策を講じたい方はぜひ参考にしてください。
- 防鳥スパイクを設置する
- 防鳥ワイヤーを設置する
- 防鳥ネットを設置する
防鳥スパイクを設置する
防鳥スパイクは、スパイクの先が鳩に当たることで不快感を与え、住み着かないようにするアイテムです。主に梁や室外機の上など、鳩が住み着きそうな場所に設置し、鳩が止まらない環境を作り出すことで、しっかりと追い出します。
また、鳩は帰巣本能や縄張り意識が強いため、一度追い出してもすぐに戻ってくることがありますが、防鳥スパイクを設置することで、戻ってきた鳩に不快感を与え、再び追い出すことが可能です。すでに住み着いてしまった鳩の対策にも有効なので、鳩の糞などで現在悩んでいる方や、何度追い出しても戻ってくる悩みのある方は実践してみてください。
防鳥ワイヤーを設置する
倉庫内に鳩を入れさせない対策として有効なのが、防鳥ワイヤーの設置です。防鳥ワイヤーは、窓や建物の隙間など、鳩の侵入経路となる場所に設置することで、物理的に侵入を防ぎます。
そのため、鳩が倉庫内に侵入するのを防ぎ、糞などの被害に悩まされることがなくなります。
また、防鳥ワイヤーは軽量で適度に隙間が空いているため、設置していても目立ちにくく、景観を損なったり空気の出入りを妨げたりすることがありません。
中には、耐火性が高く照明の近くで使用できるものや、静電気を除電することでホコリが付きにくくなっているものなどもあります。
防鳥ワイヤーの詳細は、「鳩よけ・鳥害対策 ステンレスワイヤーピーコンネット」をご確認ください。
防鳥ネットを設置する
防鳥ワイヤーと同じように、鳩の侵入を物理的に防ぐ対策として有効なのが防鳥ネットです。
防鳥ネットは、防鳥ワイヤーよりもマス目が細かいのが特徴で、広範囲を覆うことができます。そのため、窓や通気口だけでなく、倉庫の出入り口などを覆う場合にも有効活用できます。
ビニプロでは、マス目の細かさやネットの太さ、全体のサイズ、色など、お客さまの設置場所や対策方法に応じた最適なネットを提供しています。
さらに、ネットの品質にこだわり、耐久性や耐候性に優れた製品を取り揃えています。
防鳥ネットの詳細は、「防鳥・鳥よけネットのオーダー製作・価格一覧」をご確認ください。
鳩を寄せ付けないための予防策
鳩の被害を減らすためには、そもそも鳩が倉庫へ近づかないようにすることも大切です。ここでは、倉庫へ鳩を寄せ付けないための予防策を解説します。
- 忌避剤を使用する
- 鳩を寄せ付けない環境を保つ
- CDを設置する
忌避剤を使用する
忌避剤とは、鳩が嫌がる匂いや味を発生させるもののことです。鳩が集まる場所や侵入経路などに忌避剤を使用すると、鳩がその場所に留まることに不快感を抱くため、遠ざけることができます。
忌避剤には、狩猟につながる強い成分は入っていないため、安全に鳩を遠ざけることが可能です。
忌避剤には、主に次の3つのタイプがあります。
- スプレー
- 固形
- ジェル
スプレータイプと固形タイプの忌避剤は、主に匂いで鳩を遠ざける働きがあります。一方、ジェルタイプは匂い、味、感触の3つの効果で鳩を遠ざけるため、スプレータイプや固形タイプよりも高い忌避効果が期待できます。
また、ジェルタイプは他のタイプよりも効果の持続時間が長いので、長期的に徹底した対策を講じたい方には特におすすめです。
忌避剤は鳩を寄せ付けないために有効な対策ですが、長期間使用すると鳩がその匂いや味に慣れてしまう可能性があります。忌避剤の効果が薄れているのに気づかず、鳩の侵入を許してしまうこともあるので、物理的な対策など他の対策を合わせて行いましょう。
鳩を寄せ付けない環境を保つ
食べかすや食べ物などのゴミは鳩の餌になるため、これらが散乱していると鳩を寄せ付ける原因となります。したがって、倉庫の周辺や内部で食品ゴミが転がっていないように清掃を徹底し、餌となるものを全て処分することが重要です。
鳩はカラスのようにゴミ袋を破って餌を取ることは少ないため、地面などに食べ物が落ちていなければ一定の効果があります。しかし、カラスがゴミを散乱させたことで鳩が集まることもあるため、ゴミの収集場所にも防鳥ネットなどの対策を講じることが有効です。
また、鳩の糞にはマーキングの役割があり、安全に過ごせる環境に糞を残す習性があります。鳩は糞の匂いに敏感で、糞の匂いが残る場所を居心地が良いと認識します。そのため、鳩の糞を見つけたらすぐに清掃し、巣を作ってしまった場合は巣と糞の両方をきれいに取り除くことで、鳩が戻って来ない環境を作ることができます。
CDを設置する
鳩だけでなく、鳥除けとして古くから実践されているのがCDを設置する方法です。CDを紐などで吊るし、風で揺れるようにして設置することで、CDに反射した太陽光が周囲に広がります。
この光が鳩の目に刺激を与え、危険な場所だと錯覚させることで、鳩を寄せ付けない効果が期待できます。
CDを用いた対策は一定の効果がありますが、光によって鳩が危険を意識しても、実際に被害を受けないと鳩の警戒心が薄れる可能性があります。また、時間が経つにつれて鳩が光に慣れてしまうこともあるため、CDだけで鳩の侵入を完全に防ぐのは難しいでしょう。
そのため、CDを使った対策に加え、忌避剤や物理的な対策なども併用することが重要です。鳩は縄張り意識が強いため、一度侵入を許すと追い払うのが難しくなることがあります。CDによる対策だけに頼らず、複数の対策を組み合わせて、広範囲から鳩の侵入を徹底的に防ぐようにしましょう。
倉庫から鳩を追い出す方法に関するまとめ
倉庫内に住み着いた鳩は、糞で商品を汚したり、従業員へ健康被害を与えたりしてしまい、大きな損害が発生することがあります。そのため、倉庫内の鳩は迅速に追い出さなくてはいけません。
一方で、鳩は帰巣本能や縄張り意識が強く、一度追い出しても戻って来ることが多いです。防鳥スパイクで不快感を与えたり、防鳥ネットで侵入を防いだりと、物理的に倉庫内に住みつかせない対策が重要です。また、鳩をそもそも近寄らせないための予防策を講じることも欠かせません。
ビニプロでは、鳩が倉庫内へ侵入するのを防ぐ防鳥ワイヤーや防鳥ネットなど、鳩の対策に効果的なアイテムを取り扱っています。対策を行いたい場所に合わせたサイズや網目の調整など、お客さまのニーズに適したオーダー加工も承っています。
さらに、防鳥ワイヤーや防鳥ネットの販売だけでなく、取り付け工事や施工まで、徹底的にサポートしています。倉庫に住み着いた鳩の被害に悩んでいる方や、本記事をきっかけに鳩の対策にしっかり取り組みたいと思った方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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