ビニールシートの繊維と強度について
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ビニールカーテン豆知識を多数掲載しています。
防炎シートカーテンや糸入り透明ビニールカーテンなどで使用している繊維はポリエステル繊維ですが、それぞれどのような繊維の違いや強度に違いがあるのかご説明いたします。
ポリエステル繊維の加工方法が異なります
基本的には、テントシートや糸入りビニールに含まれるポリエステル糸の太さの違いと1本の糸に仕上げるまでの加工方法が異なります。
撚り合わせたフィラメント繊維
主に養生シートや、簡易的なシートカーテンなどに利用されているターポリン(2類)などは、フィラメント繊維と呼ばれ、細い糸をより合せて1本の糸にしており、長繊維の織物ベースとなっているため、皮膜強度などは下記のウルトラマックスなどに比べて弱くなっております。
細かい織物のようなスパン繊維
ウルトラマックスは短繊維の織物ベースでスパン繊維とも呼ばれ、細く短い糸を綿のように束ねて1本の繊維にしているため、皮膜強度がターポリンよりも優れております。エステル帆布などはトラックシートなどでも主に使用されており、これらエステル帆布もスパン繊維を使用した基布材に塩ビコーティングを施しております。ウルトラマックスやハリケーンなどは、配合された塩ビ材が異なりますが、基布材自体は同じスパン繊維の基布材を使用しております。
糸の太さと耐久性について
糸の太さでも異なり、ターポリン2類と比べウルトラマックスなどはターポリン2類などよりも数倍の糸の太さで基布が作られており、耐久性も2倍以上ございます。糸入り透明ビニールなどに入っている糸目となるポリエステル糸も、ターポリン2類などと比べておよそ4倍ほどの糸の太さがございます。
このように、パッと見た見た目では分からない部分にも各生地メーカーや製造方法によってシートやビニールの素材にも大きな違いがあり、これらの基布(繊維)と、特殊配合された樹脂材・塩ビ剤によってそれぞれのシートやビニールの強度が異なります。
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