ビニールカーテンのつなぎ目について
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ビニールカーテン豆知識を多数掲載しています。
ビニールカーテンのつなぎ目(幅継)における説明を掲載しています。
大型ビニールカーテン製作の際は、必ず発生する「幅継」についてぜひ知った上で、ビニールカーテン製作やシート選びをしてください。
必ず発生するビニールカーテンの幅継
大きいサイズのビニールカーテンやシートを反物巾以上のサイズでカーテンや加工品をご注文いただくと必ず反物の巾をつなぎあわせる「幅継」と呼ばれるつなぎ目が発生します。
「幅を継ぐ」という漢字の通り、横幅や縦幅を足して製作することです。
なぜ幅継が必要なんですか?
それぞれのシート生地には決まった巾サイズでそれぞれロール状にて保管されています。なぜ幅継が必要なのか?というと、決まった巾サイズを超えるビニールカーテンが多数を占めますので、必然的にこの幅継が必要になってきます。そのロール状になったシート素材を必要寸法でカットし、溶着加工でつなぎ合わせます。
たとえばビニプロで人気の糸入り透明ビニールカーテンVP-350Hは、 製品幅2,050mm、長さ50,000mm(乱*1)がロール状で保管してありそれをカットしてカーテン生地を作成していきますが、おおよそ2,050mmを超えるカーテンが必要な場合は、溶着加工をします。
*1:(乱)について、ビニールシートはロールに巻く際、引っ張りながら巻きつけて製品を作り、製品加工会社へ配送されます。ビニールのため多少の伸縮があり、ピッタリ決まった寸法になりません。そのため50,000mm乱のように、おおよそ50,000mmですよという表記をしております。「乱=前後」と言えばわかりやすいですね。
幅継の方向や加工は指定できるの?
幅継の加工向きは、縦と横で好みで変えることはできますが、事前にご相談いただいた場合のみ対応可能となりますので、必ずご連絡をお願いしております。また、シート巾は各製品・素材によって異なります。ビニールシート切り売り一覧の糸入りビニールカーテンのシート巾、透明ビニールカーテンのシート巾をご確認ください。
幅継のないカーテン製作は可能?
よくお問い合わせをいただく質問ですが、「小さいサイズでの製作」は基本的に可能です。ただし、VP-030FNのようにシート巾が1,000mmで、ぎりぎりサイズである900mm~1,000mmなどのカーテン生地製作は、”切りっぱなし”は可能ですが、製品を加工する(折り返し加工等)が発生した場合には、不可能となってしまいます。
透明ビニールカーテンの場合、どうしても幅継部分が表面にやや目立つように見えてしまい、使用環境によっては気になってしまう場合がございます。糸入り透明ビニールカーテンでは、糸が縦横に入っているため、幅継部分がそこまで目立たず、違和感を感じなかったりしますが、気になる方もいらっしゃいますので、事前にご相談か、幅継ぎの写真などで参考いただけますようお願いいたします。
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