ネット(網)編み方の特徴と選びかた
【プロ担当の専門情報】ご購入前に知っておいていただきたい、ネット(網)全般の豆知識を多数掲載しています。
ネット(網)の網地には大きく分けて3つの種類があります。
- 有結節
- 無結節
- ラッセル
ビニプロでは、市場でも需要・人気の高い「無結節」と「ラッセル」をメインとして扱っておりますが、種類によっては、「有結節」の商品も取り扱いが可能ですので、お気軽にご相談ください。
有結節
「節」に「結」びめが「有」る編み方で、糸の交差している部分に結び目があるネットが「有結節」と呼ばれています。
結び目の凹凸によってゴツゴツした見た目になるため、結び目が見えてしまっても気にならない屋内、倉庫などで利用されたり、見た目にこだわらず、より強度が必要な場合に「有結節」が選ばれることが多いです。
たとえば公園やアスレチックなどの頑丈で太いネットには、有結節の商品がよくみられます。
有結節の特徴
- 結び目があるため途中でネットが切れてしまっても結び目で止まります。
- 繊維によっては結び目があることで切れやすい場合があります。
- 主に遊具・漁網などで利用されることが多い編み方です。
- 束ねた際にごわつきがあります。
無結節
「節」に「結」び目が「無」い編み方で、糸の交差している部分に結び目がないネット(網)が「無結節」と呼ばれています。
「有結節」と異なり結び目が無いため、網目が均一で重量も軽く、何にでも使用されている汎用性の高いネット(網)です。一般的に市販されているネットも「無結節」の商品がもっとも多く、ビニプロでも「無結節」の商品を数多く取り揃えております。
用途は問わず、様々な場所で使用されていますが、「有結節」と比較して風通しの良い糸目加工になっており、見た目もすっきりしているため、とくに屋外の人目につく場所でも採用されることが多い商品です。
たとえば野球・テニスなどの防球ネット、ゴルフ用の防球ネット、競技場や学校の運動場などの防球ネットとしてもご利用いただけます。さらに、カラスやハトなどの侵入を防止する防鳥ネットや、階段や開口部の安全ネットとしてもご利用いただいております。
無結節の特徴
- 結び目がないためフラットで汎用性が高い糸目です。
- ネット(網)が途中で切れてしまうと断続的に切れやすいため、一定の糸の太さがあるネットを使用する事を推奨します。ビニプロでは防球、防鳥などに適した強度の高い糸の太さを標準に設定しております。
- 束ねた際のごわつきが少なく軽量です。
- 結び目がないため繊維(糸)の強度を活かせます。
ラッセル
「ラッセル」は、糸目に結節部分がなく、レース状に編み込んでいくネットです。ラッセル編みは、単糸でルームを作りながら網糸を作り、同時に網目を形成する方法で製造されます。近年の技術向上によって、目ずれなども起こりにくくなっています。
全体の見た目もレース状で曲線的なマス目となっているため、景観を重視する場所・とくに住宅の安全ネットや落下防止ネット、マンションやビルなどの階段や通路、店舗(ドラッグストアなど)の防犯ネット(網)などとして使用されています。
ビニプロで防犯ネット(網)として取り扱っているラッセル編みのネットはデザイン性も高く、柔軟な素材を取り揃えております。
「無結節」と同様に結び目がないため束ねた時のごわつきも少なく、軽量で、アパレルショップや受付カウンターのように女性が多く活躍する現場でも扱いやすいネットです。
ラッセルの特徴
- デザイン性があり、住宅・マンション・店舗などで好まれています。
- 柔軟性があり、質感も良くデザイン性にすぐれています。
- 束ねた際のごわつきが少なく軽量です。
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